看護用語辞典 ナースpedia キーワード:肺炎

肺炎とは・・・

最終更新日 2018/01/09

肺炎(はいえん、pneumonia)とは、肺の炎症の総称である。

細菌などの微生物を原因とする肺実質の急性の感染性の炎症を指すことが一般的である。細菌以外にも、ウイルスや真菌などが原因になることもある。嚥下機能低下や誤嚥により生じるものを誤嚥性肺炎と呼ぶ。

感染症以外の肺炎として、化学物質の刺激による化学性肺炎、放射線治療による放射線性肺臓炎、免疫異常によって生じる間質性肺炎、過敏性肺炎、薬剤性肺炎などがある。

感染性の肺炎が発症した場所や病態により、市中肺炎、院内肺炎、医療・介護関連肺炎に大別される。

【診察】
呼吸器症状として、咳嗽、喀痰、呼吸困難、胸痛が、全身症状として、発熱、倦怠感、食思不振、意識障害が認められる。病状、原因を把握するために発症の場所、状況、既往歴、生活歴について聴取する。バイタルサイン、胸部聴診、皮膚口腔内の乾燥の程度、下腿浮腫の有無などを診察する。

【検査】
検査は、病状の他覚的評価、原因の特定、他疾患の鑑別に必要であり、喀痰培養検査、血液培養、血算・血液像・生化学検査動脈血ガス分析、尿検査、各種抗原検査、画像検査を行う。

【治療】
治療は、得られた情報から原因微生物を予測し、腎機能や肝機能を考慮して用いる薬物、用量を選択し、投与する。低酸素血症を認める場合は、酸素投与をCO2ナルコーシスに留意しながら行う。安静を保ち、発熱と頻呼吸により脱水に陥りやすいため、輸液を行う。自己排痰が不十分な場合は、ネブライザーを使いつつ、体位変換、胸壁のスクイーズを行う。自己排痰が困難であれば、吸引機による吸痰を行う。

執筆

関哲男

社会医療法人中山会 宇都宮記念病院 呼吸器外科 科長

本ページの内容・監修について
このエントリーをはてなブックマークに追加

ナースpediaのTOPへ戻る

関連記事

いちおし記事

第108回 国試どうだった?

今年は難しかった?簡単だった?試験を終えた会場から速報レポートです! [ 記事を読む ]

採血の手順と注意点

血管が細い場合、どうする? [ 記事を読む ]

看護師みんなのアンケート

医師に言われてイラっとした言葉、ある?

投票数:
1364
実施期間:
2019年01月29日 2019年02月19日

バレンタインのチョコ、今まであげたチョコで一番高いのはいくらのチョコ?

投票数:
1329
実施期間:
2019年02月01日 2019年02月23日

心電図、得意?苦手?

投票数:
1316
実施期間:
2019年02月05日 2019年02月26日

あなたを救ったこの1曲

投票数:
1171
実施期間:
2019年02月08日 2019年03月01日

今だから言える!国試の「失敗」教えてください

投票数:
981
実施期間:
2019年02月12日 2019年03月05日

国試合格のためにやった験担ぎは?

投票数:
830
実施期間:
2019年02月15日 2019年03月08日
もっと見る

今日の看護クイズ 挑戦者1907

以下の褥瘡に用いられる薬剤のうち、滲出液の量が多い創に使用するものはどれでしょうか?

  • 1.ポピヨン・ヨードシュガー
  • 2.スルファジアン銀
  • 3.トレチノイントコフェリル
  • 4.幼牛血液抽出物
今日のクイズに挑戦!