看護用語辞典 ナースpedia キーワード:血液

血液とは・・・

最終更新日 2018/04/20

血液(けつえき)は、血漿と血球(赤血球白血球血小板)をあわせたものである。成人の平均的な血液量は体重の約7%(1/13)、体重60kgの人で4~5Lであるが、性別、体重などにより大きく変化する。全血液量の10%までは動脈圧や心拍出量に影響を及ぼさずに脱血可能であるが、全血液量の35~45%が失われると、動脈圧も心拍出量もゼロとなり死に至る。

血液の最大の役割は、循環系を流れて細胞へ酸素や栄養素を与え、細胞から代謝によって生じた老廃物や二酸化炭素を回収することである。そのほか、白血球や抗体を介した免疫機能、血小板や凝固因子による止血機能、ホルモンなどの運搬による伝達機能、体温の維持、血圧や浸透圧の維持などの役割を持つ。

血液の流れる循環系は、肺循環系と体循環系(大循環系あるいは末梢循環系ともいわれる)に分かれる。全血液量の16%は肺循環系と心臓に存在し、残りの84%が体循環系に存在する。体循環系の血液量のうち64%が静脈に存在し、13%が動脈、7%が細動脈、毛細血管に存在する。

動脈は高圧をかけて、細胞と組織に、栄養や酸素の豊富な血液を運搬する。毛細血管では、栄養素や電解質などが血液と間質液のあいだで交換される。毛細血管を介して回収された老廃物や二酸化炭素を含む血液が静脈を通り、心臓に戻される。脊椎動物の酸素豊富な血液は鮮紅色を示し、酸素の少ない血液は暗赤色を呈するため、それぞれ動脈血、静脈血の色となる。

執筆

柳井真知

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター医長

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