看護用語辞典 ナースpedia キーワード:CO2ナルコーシス

CO2ナルコーシスとは・・・

CO2ナルコーシス(しーおーつーなるこーしす)とは、急激な高炭酸ガス血症によって中枢神経呼吸中枢が抑制され、中枢神経障害や意識障害を生じることである。自発呼吸が困難な状態に陥る。

【原因】
慢性閉塞性肺疾患肺気腫慢性気管支炎など)、気管支喘息、結核術後といった肺疾患による酸素不足

【症状】
■発汗
■頭痛:二酸化炭素の血管拡張作用(頭蓋内圧亢進作用)によって頭痛が生じる
振戦:企図振戦、羽ばたき振戦など
痙攣
傾眠
■自発呼吸の減弱
■呼吸性アシドーシス
■意識障害、昏睡状態

【診断】
症状、病歴、動脈血ガス分析、胸郭X線写真などから行う

呼吸不全患者に高濃度酸素を投与してはいけない】
CO2ナルコーシスは一般に、肺の酸素不足によって生じるが、例外もある。在宅酸素療法などを行っている場合、呼吸を楽にする目的で不用意に供給酸素濃度を上げると、CO2ナルコーシスを引き起こす。
呼吸中枢は通常、二酸化炭素分圧(CO2分圧)によりコントロールされているが、高いCO2分圧状態が続くと、呼吸中枢がそれに慣れてしまい、CO2分圧ではなく酸素分圧(O2分圧)に応じて呼吸がコントロールされるようになる。この状態のときに高濃度の酸素を投与すると、低酸素血症は改善するが、O2が充足したと認識した呼吸中枢は呼吸を弱めてしまう。このため換気機能が低下し、血液中の二酸化炭素濃度が著しく上昇するため、CO2ナルコーシスを引き起こすのである。

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