【新型コロナウイルス】「指定感染症」で医療の体制は?ポイントまとめ|看護roo!ニュース

咳き込んでいる人のイラスト

 

新型コロナウイルスによる肺炎が、2月1日から「指定感染症」になりました。

 

「指定感染症」になると何がどう変わるのでしょうか。

 

看護師が押さえておくべきポイントをまとめました。

 

※最新情報に基づき、記事の内容を一部更新しました(2020/02/18)

 

【関連記事】【新型コロナウイルス】看護師のためのQ&A~予防・検査・患者さんへの対応は?

 

「指定感染症」とは?

指定感染症とは、感染症法で定められた感染症分類のひとつです。

 

感染症分類の表

 

感染症は、感染力やかかった場合の重篤性に応じて、1類~5類に分類されています。

 

「指定感染症」とは、まだ正式に分類されていない感染症を1類~3類と同等に扱えるようにするためのもの。指定することで、さまざまな措置が可能になります。

 

日本国内でも新型コロナウイルスの感染拡大が心配されるフェーズに入ったことから「指定感染症」に定められました。新型肺炎は「2類と同等」とみなされます。

 

当初は2月7日からの予定でしたが、WHO(世界保健機関)が「緊急事態宣言」を発表したことを受け、2月1日からに前倒しされました。

 

 

指定感染症になると変わること

新型肺炎は、2類と同等とみなされる「指定感染症」になったことで、次のような点が変わります。

 

1.入院勧告、強制入院が可能になる

新型肺炎の患者さんに対して入院を勧告したり、勧告に応じないときに強制的に入院させたりできるようになります。

 

当初は、感染して熱やなどの症状が出た人のみが対象でしたが、2月14日から「症状が出ていない感染者」も強制入院などの対象に拡大されました。

 

その場合、入院費は公費で負担するので、患者さんの自己負担はありません

 

 

2.対応する医療機関が指定される

新型肺炎の患者さんの治療は、まず原則として、感染症指定医療機関が対応することになります。

 

<全国の感染症指定医療機関>

特定感染症指定医療機関(4病院、10床)

第1種感染症指定医療機関(55病院、103床)

第2種感染症指定医療機関(348病院、1712床)

 

また、厚労省は2月17日、相談・受診の目安」を新たに公表しました。

 

  • 風邪の症状がある
  • 37.5度以上の発熱が4日以上続く
  • 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある
  • 高齢者、糖尿病・心不全・呼吸器疾患などの基礎疾患がある、透析を受けている、免疫抑制剤や抗がん剤を使用している人で上記の症状が2日程度続く

 

などの場合、都道府県の「帰国者・接触者相談センター」に相談のうえ、「帰国者・接触者外来」のある医療機関が紹介されることになっています。

 

さらに、「新型インフルエンザ病床(約1600カ所)」や「一般病床の個室」でも対応可能になりました。

 

国内の感染が拡大するにつれ、これらの医療機関以外でも患者さんを診る可能性は高まっています。

 

看護師をはじめ医療従事者は引き続き、通常のインフルエンザなどと同じように感染予防対策に注意する必要があります。

 

 

3.医療機関(医師)に報告義務が生じる

新型肺炎と診断した医療機関(医師)には、最寄りの保健所にただちに届け出る義務が生じます。

 

 

過度に恐れない、油断しない

新型肺炎に関するニュースが連日報道され、不安を覚える方は多いでしょう。医師や看護師の感染も確認され、みなさんも心配だと思います。

 

しかし、こんなときこそ、過度に不安に振り回されたり、「指定医療機関じゃないから」と油断したりせず、医療者としての冷静な対応が求められます。また、当然ですが、患者さんに関する個人情報の扱いには、あらためて注意が必要です。

 

 

看護roo!編集部 烏美紀子(@karasumikiko

 

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(参考)

新型コロナウイルス関連肺炎の発生について(厚生労働省)

届出の対象となる感染症の種類(厚生労働省)

感染症の範囲及び類型について(厚生労働省)

新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安(厚生労働省)

新型コロナウイルスの発生に関する声明(WHO)

 

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