最終更新日 2018/05/14

アザチオプリン

アザチオプリンとは・・・

アザチオプリン(azathioprine;AZP)とは、免疫抑制薬の1つである。商品名はイムラン®、アザニン®。

【作用機序】
アザチオプリンは体内でグルタチオン等と反応し6-メルカプトプリン(MP)に代謝される。この6-MPはDNAの構成成分の1つであるプリンヌクレオチドの合成を阻害する働きがある。よってアザチオプリンはDNA合成を阻害することで免疫抑制薬としての作用を発揮する。

【適応疾患】
適応疾患は、腎移植後の免疫抑制、関節リウマチ(rheumatoid arthritis;RA)、クローン病、多発筋炎(polymyositis;PM)、皮膚筋炎(dermatomyositis;DM)、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(Churg Strauss syndrome、チャーグストラウス症候群)、自己免疫性肝炎、特発性血小板減少性紫斑病(idiopathic thrombocytopenic purpura ;ITP)、ループス腎炎、多発性硬化症(disseminated sclerosis、multiple sclerosis;MS)、心膜炎、乾癬潰瘍性大腸炎(ulcerative colitis UC)、ぶどう膜炎である。

【副作用】
副作用としては倦怠感、嘔気、嘔吐下痢、白血球減少、血小板減少、肝障害、易感染性、筋肉痛、発熱がある。
過去にアザチオプリンで過剰反応があった患者、妊婦、関節リウマチで過去にアルキル化剤で治療を受けた患者は投与禁忌となっている。
ちなみにアザチオプリンはアロプリノールと併用すると効果が強く出てしまうため、減量する必要がある。

執筆: 建部将夫

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター 救命救急センター

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