看護用語辞典 ナースpedia キーワード:紫斑病

紫斑病とは・・・

最終更新日 2018/11/07

紫斑病(しはんびょう、purpura)とは、紫斑(皮膚内の出血によって起こる紫から鮮紅色の斑)を認める疾患のことである。

【原因・症状】
紫斑病には、炎症を伴うものと伴わないものがある。
・炎症を伴うもの(炎症性紫斑)
主に血管炎で生じる。この場合、血疱、丘疹、びらん、潰瘍などを生じ、ときに微熱、倦怠感などの全身症状や腎機能障害、神経症状を呈することがある。
・炎症を伴わないもの(非炎症性紫斑)
血小板の異常による血小板減少性紫斑病や、凝固因子の異常による血友病、血管支持組織の脆弱性による老人性紫斑、原因不明の色素性紫斑病などがある。

【鑑別】
透明なガラスもしくはプラスチック板で皮疹部を圧迫し、色調の変化を見る「硝子圧法」が行われる。紅斑との違いとして、紫斑の場合、血液は血管外に漏出しているため圧迫しても消退しないことが挙げられる。直径2mm以下の小さなものを点状出血、10~30mm程度のものを斑状出血、さらに大きく、ときには隆起するものを血腫という。
色調の変化は、出血が起こってすぐは鮮紅色に近く、時間経過とともに褐色調へ変化する。漏出した血球をマクロファージ貪食し、分解すると色調は消失する。

【治療】
紫斑病の治療については、原因や症状の程度により異なる。基本的には安静を保ち、症状に合わせて止血薬や血管強化薬、疼痛に応じて鎮痛薬投与といった対症療法を行う。原因によっては副腎皮質ステロイド薬や免疫抑制剤が使用されることもある。

執筆

上村恵理

長崎大学病院 高度救命救急センター助教

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