最終更新日 2017/12/19

白血球

白血球とは・・・

白血球(はっけっきゅう)は、血液中の細胞成分の一種である。造血幹細胞から分化することで作られる。体内防御の役割があり、侵入してきた病原体や異物から体を守っている。

白血球は大きく分けると骨髄系とリンパ系に分けることができる。骨髄系は顆粒球と単球に分類でき、さらに顆粒球は好中球好酸球、好塩基球に分けることができる。リンパ系にはB細胞、T細胞、NK細胞などのリンパ球がある。

【顆粒球】
・好中球:体内の組織で細菌感染が起こると血管内から組織へ遊走して細菌を貪食する。
・好酸球:寄生虫に対する防御や気管支喘息、アレルギー皮膚炎などのアレルギー反応を制御する。
・好塩基球:IgEの関与する抗原抗体反応の際に、ヒスタミンヘパリンを放出し即時型アレルギー反応を起こす。

【単球】
血液内での呼び名であり、組織内に侵入するとマクロファージと呼ばれる。マクロファージは殺菌作用、抗原提示作用、抗腫瘍作用、サイトカイン産生などの役割がある。

【リンパ球】
細胞表面にあるタンパク質(細胞表面マーカー)により分類される。リンパ球はリンパ節で分化、成熟する。リンパ球の役割は、他のリンパ球の活性化、抗体産生、ウイルス感染細胞や腫瘍細胞への攻撃、抗原記憶(体外異物の抗原を記憶し、次に同じ異物が侵入してきたときに即座に反応できるようにする)などである。

執筆: 建部将夫

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター 救命救急センター

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