アロマでマッサージ【実践編】 | アロマナース直伝!アロマセラピー入門【最終回】

『アロマナース直伝!アロマセラピー入門』…いよいよ最終回は、「大切な人へのマッサージ」の実践編です。

 

最後に「全身マッサージを伝授!」と言いたいところですが、ご家庭でやるには手間と時間のみならず、マッサージを行う側の身体的負担がかかります。そこで、今回はご家庭で手軽にできる上半身のマッサージをご紹介します。

 

アロママッサージにあたり、基本的な知識は第2回、第4回をぜひ参照してください。

第2回 これだけは守りたいアロマの基本

第4回 「フットマッサージ」で足の疲れを解消!

 

 

食卓テーブルでできる簡単な方法 ~首、肩、腕、背中~

それではマッサージの方法についてご紹介します。

 

アロママッサージは指圧や整体等とはアプローチが異なり、精油を混ぜたオイルを使って、ゆったりとしたリズムとスピード、ソフトな刺激が特徴です。手のひらを密着させ、軽くなでさする動きがメインですが、こりをほぐしたり、血液の流れを良くするためにツボを押したり、もんだりと多少の圧は加えます。

 

【用意するもの】

(1) 相手の好みや体調に合わせたアロマオイル

(2) バスタオル

(3) クッション

 

【適した環境】

(1) 電気を消しキャンドルなどを使うと、リラックス効果が高まります

(2) 好みのBGM

(3) 寒くない室温

 

【マッサージの準備】

テーブルにうつぶす形で行いますので、胸の下と額のあたる部分にクッションを置き、その上にバスタオルをかけます。相手の保温と羞恥心に配慮し、背部にバスタオルをかけてください。自分自身の手は温かく、などは切っておきましょう。

 

【マッサージの6ステップ】

 

背部はとてもリラックス効果の高い部位なので、最低15分はかけるとよいですよ。

 

一番のポイントは、相手が気持ち良いようにマッサージしようとする思いやりの気持ちです。その気持ちがあれば、相手の反応を見ながら気持ち良くなるようにマッサージができるようになります。

 

覚えておくと効果的な手技

細かい手技はここでは伝えきれませんが、代表的な4つの手技をご紹介します。

 

 

マッサージを始めるとき、終わる時に相手の身体に両手をあてる。終わりと終了の合図にもなり、安心感とリラクセーションを促す。

 

 

最も多く使われる手技。手のひら全体を密着させて軽く圧をかけ、皮膚を優しく撫でる。精油の浸透を助け、皮膚を温めて血液やリンパの流れを促す効果がある。末梢から心臓に向かって行う。

 

 

指等を使い、筋肉に強い圧を加える。

 

 

指先や手のひら全体を密着させて、筋肉をしっかりとつかみ、左右の手を順に交互に動かしてひねりを加え、もみほぐす。(練習を重ねた人でないと難しい手技です)

 

いろいろと手技がありますが、アロママッサージで一番大事なのは、相手を大切に思い、心を込めて行うことです。そのお話は、前回(第9回)にて少し詳しくお伝えしていますので、ぜひ読んでみてくださいね。

 

アロママッサージ12の禁忌

最後に、実践する際の注意事項として必ず守るべきことをあげました。以下の症状がある人にはマッサージはしないようにしましょう。

 

(1) 感染、伝染性の疾患がある時

(2) 発熱している時

(3) 骨折、脱臼の直後

(4) 抜歯や怪我で出血している時

(5) 急性の疾患がある時

(6) 衰弱が激しい時

(7) 極度に興奮状態にある時

(8) 皮膚に大きな傷がある時

(9) 予防接種の直後(24時間)

(10) 空腹時と食後1~2時間

(11) 飲酒後

(12) 作用が強い薬を使用している時

 

妊婦さんへの注意事項

妊婦さんの場合は、前かがみは苦しいので向きません。妊婦さんに行う場合は右側を上にした左側臥位やクッションを工夫してシムス位が適しています。ただし、一般家庭で行うにはマッサージをする人の体が疲れます。

 

妊婦さんに禁忌のツボもあります。合谷、太谿、三陰交などです。それと、妊婦さんに禁忌な精油はきちんと確認してくださいね。それを守れば、なかなかアロママッサージを受けにいけない妊婦さんにとても喜んでもらえますよ。

 

 

10回にわたるアロマレシピのご紹介、いかがでしたか?

 

日常生活やセルフケア、大切な人へのケアなど、簡単でしたがなんとなくは伝わったでしょうか。ご興味の持たれた方は、ぜひ書籍を購入していろいろ試してみてください。アロマはきっとみなさんのお役に立てると思いますよ。

 

※「マッサージ」という表現について

本来、マッサージを業(仕事)としてできる者はあん摩マッサージ指圧師の有資格者のみです。そのためアロマ業界では一般的にマッサージとは言わずに「トリートメント」と言っていますが、ここでは皆さんがなじみやすいように「マッサージ」と表現させていただきました。

 


【桐山勝枝】

日本アロマコーディネーター協会認定:アロマコーディネーター

大学病院で、アロマセラピストとして患者さんへのマッサージを行う。また同病院の看護部福利厚生の一環として、勤務する看護師向けにもアロママッサージを実施。呼吸療法認定士としての経験を活かし、呼吸困難のある患者へ別のアプローチでアロマセラピーも行う。病院や保健センターなどでアロマとタッチについての講演会など行うほか、ヒーリングタッチ・ジャパンのコーディネーターとして、看護におけるヒーリングの普及にも努めている。

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