最終更新日 2019/10/16

シクロホスファミド

シクロホスファミドとは・・・

シクロホスファミド(しくろほすふぁみど、cyclophosphamide;CPA)とは、アルキル化剤(マスタード類)に分類される抗がん薬である。主な商品名はエンドキサン®である。投与経路は、経口と経静脈注射がある。

架橋構造(のようにまたがる構造)を作って二本鎖DNAと結合することにより、DNAの複製や合成を阻害し、癌細胞の増殖を抑制する。リンパ球、特にB細胞に感受性が高いとされている。

【適応疾患】
多発性骨髄腫悪性リンパ腫白血病、真性多血症などの血液腫瘍、乳がん、肺がん、がん、膵臓がん、大腸がん、生殖器がん、陰茎腫瘍、骨腫瘍、軟部組織腫瘍などの固形がんや肉腫に適応される。造血幹細胞移植の前処置でも用いられる。

【副作用】
副作用として骨髄抑制、特に白血球減少、感染症、肝機能障害、出血性膀胱炎、脱毛、肺臓炎、肺線維症などが報告されている。催奇形性があるため、妊婦や授乳婦への投与は避けるべきである。

【併用禁忌】
ペントスタチン及びコホリンとの併用は禁忌である。また、重症感染症の患者への投与も禁忌とされている。

執筆: 柳井真知

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター医長 救命救急センター

SNSシェア

用語辞典トップへ