看護用語辞典 ナースpedia キーワード:ケトーシス

ケトーシスとは・・・

最終更新日 2018/01/23

ケトーシス(けとーしす/高ケトン血症)とは、ケトン体(アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンの総称)が血中に増加した状態である。脂肪組織で中性脂肪は遊離脂肪酸に分解され、肝臓で遊離脂肪酸からケトン体が合成される。進行するとケトアシドーシスに至る。

ケトーシスは、糖尿病、絶食や飢餓状態、極端なダイエットをした場合などに起こる。糖尿病では、血糖を下げるホルモンであるインスリンが不足し、血液中のブドウ糖代謝できなくなる。また、絶食や飢餓状態では、体内にブドウ糖が入らない。細胞がブドウ糖をエネルギー源としてうまく利用することができないと、体に蓄積された栄養分を消費し始める。最初のうちは肝臓や筋肉で蓄積されたグリコーゲンという糖質を消費するが、一日ももたないうちに枯渇してしまう。次に脂肪組織で蓄積された脂肪を分解して末梢組織で重要なエネルギー源として利用する。脂肪の分解産物であるケトン体が増加し血液中に放出されるとケトーシスとなる。

ケトーシスになると、吐き気や嘔吐、腹痛など消化器症状が現れる。ケトン体は酸性物質であるため、ケトン体の量がさらに増え、血液が酸性に傾くとケトーシスからケトアシドーシスに進行する。この状態が続くと、意識障害や昏睡といった危険な状態に至ることがある。

執筆

勝呂俊昭

菊名記念病院 総合診療科医長

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