最終更新日 2019/11/08

止血

止血とは・・・

止血(しけつ、control of hemorrhage)とは、血管の破綻による出血を止める行為、もしくは止まること自体を指す。
また解剖整理学では、体内で止血機構の働きによって損傷部の出血を止めることも止血と呼ぶ。

【止血する方法】
・圧迫
最も簡単に、誰でも行える方法。出血部位を直接もしくはガーゼなどで覆った上から用手的に圧迫する。

・体位
可能なら出血部位を心臓の位置より高い位置にする。

・安静
動くと脈拍数、血圧が上がるため安静にする。

・冷却
患部を冷却することで血管収縮作用があり、止血効果がある。特に内出血時に有効である。

・結紮
出血部位をその血管ごと結紮することで止血することができる。食道静脈瘤破裂で使用される内視鏡的静脈瘤結紮療法(endoscopic variceal ligation;EVL)はその一例である。

・止血剤
内服薬、静注薬としてトラネキサム酸がある。外傷による重篤な出血や産後出血時に早期に投与することで、止血効果が得られる。また、止血効果のある発布薬もある。

・輸血
出血時には血液を固めるための凝固因子が不足するため、それを含む新鮮凍結血漿を輸血することで止血効果を得ることができる。

・塞栓
出血の原因になっている血管に塞栓物質を詰めることで止血する方法。脳動脈瘤破裂に対して血管内治療で瘤内にコイルを詰める方法などがある。

執筆: 建部将夫

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター 救命救急センター

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