看護用語辞典 ナースpedia キーワード:赤血球

赤血球とは・・・

最終更新日 2017/12/19

赤血球(せっけっきゅう)とは、酸素運搬の役割をもつ血球の一つである。赤血球は造血幹細胞から分化した赤芽球からできるが、その過程で核を失う(脱核)ため、核を持たない。赤血球が赤く見えるのは鉄を含む赤い血色素であるヘモグロビンというタンパク質を有しているためである。形は特徴的で中央部が凹んだ円盤状の形態をしている。この形態は毛細血管など自分の直径よりも細い血管を通るときに形を変形させて通過するのに有効である。

造血幹細胞から赤血球が出来上がるまでの間には、エリスロポエチン(EPO)という造血因子が作用する。これは主に腎臓で産生される因子で、これが赤血球産生を促進させている。

赤血球の寿命は120日程度である。骨髄で産生された成熟赤血球は、約120日間体内を循環した後に、脾臓をはじめとして肝臓、骨髄などの全身の網内系でマクロファージにより、貪食、破壊される。赤血球数基準値は、男性で450~550万/μL、女性で350~500万/μL程度とされている。赤芽球の産生が低下する急性白血病やエリスロポエチン産生が低下する腎不全では赤血球数が低下する。

赤血球は肺胞で酸素を受け取ると自身のヘモグロビンと酸素を結合させて全身の組織へ移動し、そこでヘモグロビンと酸素の結合を解いて、組織に酸素を与える。その後、赤血球は組織から産生された二酸化炭素と結合して二酸化炭素を肺胞に運ぶ。

執筆

建部将夫

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター 専攻医

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