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2016年04月12日

夜勤以外にも原因が?看護師に多い流産の種類とリスク|働くナースが知るべき病気【13】

婦人科医の清水なほみが、看護師のみなさんに知っておいてほしい病気についてお知らせします。

 

働くナースが知るべき病気【13】

夜勤以外にも原因が?看護師に多い流産の種類とリスク

 

女性が流産をする確率は平均15%。そのうちの多くは、胎児や胎盤が不安定な妊娠初期に起こります。

 

一方で、妊娠中期に起こる「切迫流産」はストレスやホルモンバランスの乱れが原因で、特に看護師さんをはじめ、働く女性がなりやすいといわれています。

 

いざその危険に直面した時に不安になったり不必要に自分を責めたりしないように、ぜひ正しい知識や対処法を知っておきましょう。

 

 

 

 

 

流産の種類-看護師が注意すべきは?

流産とは、妊娠22週未満までの間に何らかの原因で妊娠を継続できなかった状態です。

 

妊娠のごく初めに起こる「化学流産」、妊娠初期に起こる「初期流産」、妊娠中期以降に起こる「切迫流産」の3つに分けられます。特に切迫流産は、看護師さんがなりやすいといわれています。

 

それでは流産の種類を順番にご説明しましょう。

 

 

検査薬では陽性だったのに……化学流産

まず、受精卵が子宮に着床した直後に流れてしまうことを「化学流産」といいます。

 

妊娠検査薬で陽性を示すものの、超音波では胎嚢(胎児を包む袋)確認できないというケースで、厳密には「流産」とは異なります。

 

化学流産になると、普段より重い月経のような出血が起こったり、強い腹痛を感じたります。子宮内の妊娠組織を掻き出す掻爬(そうは)手術はほとんど必要ないことがほとんどです。

 

 

初期流産の種類

受精卵が着床し胎児になっても安心はできません。妊娠初期の胎児はまだ不安定で、成長が見られず心拍が止まったり、突然亡くなったりすることもあります。

 

それが「初期流産」で、以下のような種類があります。

 

▼稽留流産
亡くなった胎児が子宮内にとどまった状態。自覚症状がなく、超音波検査により流産が認められるケースが多い。
 

▼不全流産
胎児や妊娠組織が一部子宮内にとどまった状態。不正出血や腹痛がみられる。
 

▼完全流産
不全流産が進行し、胎児や妊娠組織が出血として完全に子宮外へ出た状態。不正出血や腹痛は収まってくる。

 

胎児や妊娠組織が子宮内に残ると母体に影響を及ぼすため、取り除く処置が必要です。

 

 

初期流産の原因

初期流産の原因のほとんどは、受精卵に偶然発生する染色体の異常です。母体の年齢が高くなればなるほど、卵子の染色体異常の確率は高くなり、それに比例して流産のリスクも高まります。

 

流産の確率は平均すると15%前後ですが、母体が40歳以上の場合は25~40%まで上がってしまいます。

 

この染色体異常は偶然に起きるもので、事前に予測することも、予防することもできません。いくら生活習慣を改善しても、起きるときは起きてしまいます。

 

「無理をしたから」「体に良くないものを食べたから」「ストレスをためたから」が理由ではありません。赤ちゃんを失った悲しみから自分を責めるお母さんもいますが、決してお母さんのせいではないのです。

 

 

看護師さんに多い「切迫流産」

切迫流産とは、妊娠は継続しつつも、出血やおなかの張りなど流産の兆候が見られることです。

 

原因は胎児の染色体異常や母体のストレスなどさまざまで、兆候が治まれば出産を迎えられますが、残念ながらそのまま流産に移行する場合もあります。

 

妊娠週数が進むと流産のリスクは減っていきますが、週数が進んでからの流産は、母体へのリスクも大きいため迅速な対応が必要です。

 

母体を安静にしておくことが一番の対処になりますが、出血や痛みがひどいときは、入院して投薬治療を行うこともあります。

 

看護師さんは長時間勤務や夜勤など物理的負担が多く、切迫流産になる確率が高いといわれています。せめて夜勤は避けて規則正しい生活習慣を送れるように努めてください。

 

また、妊娠中に異変を感じた場合は、すぐに病院を受診しましょう。

 

 

初期流産を繰り返すときは治療を

通常は次の妊娠で出産できることが多く、初期流産を繰り返すことはまれです。

 

初期流産を繰り返す場合は染色体異常の他に原因があると考えられ、「習慣流産」や「不育症」と呼ばれます。このケースは不育症専門の病院で検査や治療を受けた方がよいでしょう。

 

また、流産した後はメンタルケアが必要になるケースも少なくありません。気分の落ち込みが激しいときは、一人で悩まずカウンセリングを受けることをお勧めします。

 


【清水なほみ】

日本産婦人科学会専門医で、ポートサイド女性総合クリニック・ビバリータ院長。産婦人科・女性医療統合医療を専門に、患者に最適な医療を提供。クリニックのほかに、NPO法人やAll aboutガイドなどでも情報提供や啓発活動を行っている。

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コメント一覧(4)

4ヨシダサン2019年04月09日 13時51分

妊娠初期の頃、人がいないからと夜勤月に7回入り、5周目で流れました。半年後にまた妊娠しましたが、切迫になりさすがに夜勤入れないと断ったけど。人がいない所での妊娠は喜ばれません…。むしろ邪魔者扱いです。

3匿名2018年01月10日 15時03分

夜勤は、加算を取るために最低月1回はやってくれと言われた。悪阻もあってとてもできる状況ではなかった。結局退職し、今は順調で。来月出産予定。

2匿名2016年04月12日 18時50分

元気に産みたい

1匿名2016年04月12日 13時36分

せめて夜勤を避けてって…そんな簡単に避けれない

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  • 1.スタッフが各自でドレーンや点滴を確認して移乗させる。
  • 2.患者さんが麻酔から十分に覚醒していない場合は、ストレッチャーへ移乗させてからドレーン類を整理する。
  • 3.術後は術者や看護師がラインを確認しているため、移乗時にはラインのたるみがないよう、ライン類が伸展してしっかり固定してあるかの確認をする。
  • 4.患者さんに挿入されているライン類はたるみや引っ掛かりがないかを移乗前に確認し、スタッフで共有してからリーダーの声掛けで移乗させる。
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