看護用語辞典 ナースpedia キーワード:ロキソプロフェン

ロキソプロフェンとは・・・

最終更新日 2018/02/01

ロキソプロフェン(ろきそぷろふぇん、Loxoprofen)とは、非ステロイド系消炎鎮痛薬(NSAIDs)の一つである。商品名としては、ロキソニン®、オロロックス®などがある。

抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用をもち、薬剤としては内服薬と外用薬がある。

【NSAIDsとは】
ステロイドに起因する有害事象も多く報告されるようになったため、新たに開発された抗炎症治療薬の総称。

【作用する仕組み】
人が感じる痛みには、痛みを感じさせる物質が関与している。その痛みの物質とも言えるのが「プロスタグランジン(PG)」である。PGは局所の痛みや炎症を引き起こし、発熱などの全身症状も引き起こす。このPGの産生には「シクロオキシゲナーゼ(COX)」という酵素が関与している。ロキソプロフェンはこのCOXの働きを阻害することでPGの産生を抑制し、鎮痛効果や解熱効果をもたらす。

【副作用】
ロキソプロフェンの副作用で有名なものとして以下のものが挙げられる。
1)胃腸障害
胃粘膜に存在するCOXが阻害されると粘膜のPG産生が抑制されてしまう。胃粘膜の保護作用をもつPGの産生が低下することは、胃粘膜障害、胃・十二指腸潰瘍などを引き起こす。
2)アスピリン喘息
発生する仕組みはまだ明らかではないが、ロキソプロフェンを含むNSAIDsを内服することで強い気道症状(汁、鼻閉、喘息発作)をきたす。しばしばアスピリン喘息と呼ばれることがあるが、ロキソプロフェン、イブプロフェンアセトアミノフェンなど原因となる薬剤はアスピリンだけでないことに注意する。
3)腎機能障害
腎臓におけるPG産生を抑制することで腎臓への血流が低下し、腎機能に障害を引き起こす。また、ロキソプロフェンにより尿細管が直接障害されることも腎機能障害の原因となる。
4)抗血小板作用
COXにより血小板凝集に必要なトロンボキサンA2の産生が抑制される。血小板凝集作用をもつトロンボキサンA2の産生が抑制されると血小板凝集が妨げられ、止血機能の障害を引き起こす。

本ページの内容・監修について
このエントリーをはてなブックマークに追加

ナースpediaのTOPへ戻る

いちおし記事

離婚話は泥沼!?向き合えないふたり|マンガ・ママナースもも子の今日もバタバタ日誌(112)

話し合おうとしても、夫婦の溝は深まるばかり。しかも夫に嘘をふきこんでいたのは… [ 記事を読む ]

PaO2?pH?BE?血液ガス分析でどんなことがわかるの?

各検査データからわかることをサクッとおさらい! [ 記事を読む ]

人気トピック

もっと見る

看護師みんなのアンケート

結婚するなら、同じ医療者がいい?それとも、医療者以外がいい?

投票数:
1481
実施期間:
2019年11月22日 2019年12月13日

後で「急変の予兆だったのかも?」と思ったことある?

投票数:
1285
実施期間:
2019年11月26日 2019年12月17日

人生最大級の「お酒の失敗」教えて下さい。

投票数:
1211
実施期間:
2019年11月29日 2019年12月20日

一時期病的にハマっていた食べものや飲みものはある?

投票数:
1098
実施期間:
2019年12月03日 2019年12月24日

医師と結婚できるなら、したい?

投票数:
1103
実施期間:
2019年12月05日 2019年12月26日

好きなイラストレーターはいる?

投票数:
757
実施期間:
2019年12月10日 2019年12月31日

勝手に命名選手権!

投票数:
115
実施期間:
2019年12月13日 2020年01月03日
もっと見る

今日の看護クイズ 挑戦者2274

◆皮膚・排泄の問題◆以下の皮膚の状態のうち、スキン-テアのリスク要因でないものはどれでしょうか?

  • 1.乾燥・鱗屑
  • 2.腫瘍
  • 3.浮腫
  • 4.紫斑
今日のクイズに挑戦!