2017/10/29 のクイズ
ある大規模地震により、半壊した自宅から救出されたAさん。診察後、特に身体的に大きな問題がなかったため、避難所にて避難生活を送っていました。数日後、Aさんより「眠ると自宅に閉じ込められたときのことを思い出して、眠れない」という訴えがありました。被災から2カ月後、仮設住宅に移ったAさんを尋ねると、やはり「眠れない」「何をするにも面倒くさくて外に出る気にならない」といった話が聞かれ、そのような症状が1カ月以上続いているとのことでした。周囲の人からは「Aさんが前よりも怒りっぽくなった」「ささいなことでもいきなり怒り出す」という声が聞かれます。以下の中で、Aさんの状態として、最も考えられるものどれでしょうか?
- 1. 急性ストレス症候群
- 2. 急性ストレス障害
- 3. 心的外傷後ストレス障害
- 4. 慢性ストレス反応の急性増悪
挑戦者4008人 正解率84%
災害によって受けたトラウマ的体験によって、過覚醒、再体験(悪夢やフラッシュバックなど)、回避(トラウマにかかわる人物や事物を避ける、思い出すことができない、周囲や将来に関心がない、感情が委縮するなど)、不眠、怒りの爆発、集中困難といった強いストレス反応を示したり、時間が経過するとともにストレス反応が深まる場合を、トラウマ的ストレス反応といいます。こうした状態が1カ月以上続く場合に心的外傷後ストレス障害(PTSD)とよばれることになります。
- 1. 急性ストレス症候群
- 不正解
- 2. 急性ストレス障害
- 不正解
- 3. 心的外傷後ストレス障害
- 正解
- 4. 慢性ストレス反応の急性増悪
- 不正解
引用参考文献など
1)浦田喜久子ほか編.災害看護学・国際看護学.看護の統合と実践3.医学書院,2011,p352.
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