看護用語辞典 ナースpedia キーワード:低用量ピル

低用量ピルとは・・・

最終更新日 2020/02/05

低用量ピル(ていようりょうぴる)は、低容量のエストロゲンプロゲステロンの合剤であり、避妊の目的に加え、月経困難症、子宮内膜症などの治療薬として使用される薬剤である。

【用途・効果】
用途としては、避妊方法の一つとして、子宮内膜症、月経困難症、月経不順、月経前症候群(PMS)に対して使用される。
また子宮体がん卵巣がん、大腸がんに対する予防効果や、乳腺症の改善、乳腺の良性腫瘍の発生を抑制する効果などが報告されている。

【経口避妊としての効果】
少量の女性ホルモン(エストロゲンとプロエストロゲン)を内服することにより、視床下部、下垂体、卵巣系といったホルモン分泌に関わる部分にネガティブフィードバックがかかる。このため、卵胞成熟は抑制され排卵が生じなくなり、子宮内膜は肥厚が生じず受精卵が着床しにくくなる。また子宮頸管粘液の性状が変化し、精子が子宮内へ侵入しにくくなる。これらの作用により、避妊効果が高まり、飲み忘れのない場合の1年間の妊娠率は0.3%との報告がある。

【子宮内膜症に対する効果】
子宮内膜肥厚を抑制することで月経量は抑制され、子宮内膜が肥厚する際に産生される子宮収縮作用のあるプロスタグランジンの産生量が減少するため月経痛も改善される。

【月経困難症に対する効果】
月経前症候群の精神症状であるイライラなどは月経によるホルモンバランスの変化により生じるが、低用量ピルの摂取でホルモンバランスが一定に保たれることにより改善される。

【副作用】
深部静脈血栓症、不正性器出血、悪心、嘔吐などが報告されている。

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