最終更新日 2018/04/23

卵巣がん

卵巣がんとは・・・

卵巣がん(らんそうがん)とは、卵巣腫瘍のうち悪性のものを指す。

【分類】
○表層上皮性・間質性
・卵巣表面を覆う卵巣上皮・子宮や卵管上皮由来
・40~60歳代の閉経前後の女性に多い
・リスクファクター
環境因子:欧米型の食事、肥満
内分泌・排卵因子:未産婦、排卵誘発の使用、不妊、ホルモン補充療法
既往:子宮内膜症(卵巣内膜症性嚢胞)
遺伝因子:BRCA遺伝子変異(遺伝性乳がん卵巣がん症候群:約10%)
低用量ピル内服により罹患リスクは軽減する

○性索間質性
・卵胞または黄体由来
・ホルモン産生を特徴とする卵巣腫瘍であり、良性、境界悪性、悪性に分類される。
・性索間質性腫瘍のうち、境界悪性腫瘍である顆粒膜細胞腫はエストロゲンを産生し、不正出血や月経異常がみられやすい。セルトリ・間質細胞腫瘍の中で境界悪性~悪性ではアンドロゲンを産生し、1/3以上の症例で男化徴候がみられる。

○胚細胞性
・卵子由来
・10~20歳代の若年女性に多く、標準的には妊孕性温存手術と化学療法を行う
・胚細胞腫瘍は、発生初期未分化、または未成熟な細胞から発生した腫瘍である
原始生殖細胞:ディスジャーミノーマ(未分化胚細胞腫)
胎芽:胎芽性癌
胎児:未熟奇形腫
胎児外成分は絨毛癌になる
 

執筆: 片上大輔

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター 救命救急センター

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