最終更新日 2018/06/07

イグラチモド

イグラチモドとは・・・

イグラチモド(いぐらちもど)とは、疾患修飾性抗リウマチ薬(disease modifying anti rheumatic drug;DMARDs)の一つである。

関節リウマチは、関節滑膜という関節を裏打ちする膜に起こる原因不明の慢性炎症疾患であり、膠原病の中で最も多い。30歳から50歳での発症が多く、女性に多いとされている。治療方法は薬物療法、手術療法、リハビリテーションで、薬物療法にはDMARDs、生物学的製剤・分子標的薬、ステロイド・NSAIDsがある。DMARDsは、発症初期から投与を開始し、関節炎の進行を抑える効果がある。それでも効果不十分であれば、TNF阻害薬などの生物学的製剤や、分子標的薬を積極的に使用していく。ステロイドやNSAIDsは、症状を抑えるための対症療法であり、補助的に用いられる。

イグラチモドは、ケアラム®錠、コルベット®錠などの名称で知られる内服薬である。リンパ球B細胞に作用して免疫グロブリンの産生を抑制したり、単球・マクロファージに作用して炎症性サイトカインの産生を抑制したりすることで、関節炎の進行を抑える効果がある。妊婦または妊娠している可能性のある女性、同成分に過敏症を有する者、重篤な肝障害のある者、消化性潰瘍のある者、ワーファリンを使用中の者は使用禁忌とされている。

執筆: 建部将夫

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター 救命救急センター

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