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2017年04月20日

ツアーナースってどんなタイムテーブルで行動してる?|ツアーナースのつれづれ日誌【7】

今回は、実際のツアーナースの1日のタイムテーブルと、それぞれの時間帯の注意点をご紹介します。

(ツアーナースの仕事内容【まとめ】は▶こちら

 

ツアーナースのつれづれ日誌

Vol.7 ツアーナースってどんなタイムテーブルで行動してる?

 

 

 

【朝】バス乗降時や行程中の事故に注意

小学5年生の林間学校に同行したときのタイムテーブルをご紹介します。

2泊3日の行程、1日目の朝のタイムテーブルです。

 

バスで、都内から宿のある長野県まで移動します。

特に、宿に着くまでの移動には注意が必要です。

 

このとき担当したのは2クラスで、生徒は約80人でした。

(ツアーナースが1名体制のときは、だいたい生徒は100人以下です)。

 

学校の先生方は、常に子どもの安全に目を光らせています。

ツアーナースも、バスへの乗降時やパーキングエリア、行程中の事故がないようにフォローします。

 

また、スムーズに行程が進むように準備や片づけなどのお手伝いもします。

 

 

【午後】館内設備と周辺の病院情報を確認

午後は、引き続き生徒の安全に注意しながら、乗り物酔いのケアも行います。

 

夕方、宿に着いたらまず看護師の部屋と保健室の確認をします。

 

冷却まくら等、部品の有無を確認し、ない場合には代用のものが借りられるかなどを聞いておきます。

 

また、館内設備、周辺の病院情報も確認します。

 

なお、宿泊所の常駐看護師がいる場合には、一度顔合わせしておくとその後の対応がスムーズになります。

 

夕食前の時間帯は、余裕があるので、申し送りが必要な健康情報や、その日に対応した生徒の情報を伝えます。

 

特に決められたマニュアルがあるわけではないので、常駐看護師と相談しながら申し送りを行います。

 

 

【夜】生徒の体調の変化に気を配る

食事の際には、アレルギーのある生徒に気を配ります。

食事準備の際に、該当生徒の食事にアレルギーのものがないか、担任の先生とダブルチェックをします。

また、キャンプファイヤーなどの際に体調を崩す場合もあるので、特に喘息の既往がある生徒には注意が必要です。

 

就寝前には、生徒が自分で体温を測り、「健康カード」に記入します。

 

うまく測れなくて34度という表示になる生徒や、入浴後に興奮してふざけ、37度程度の微熱が出る生徒などさまざまです。

 

そういった生徒に対して、再度検温をしたり様子を見に行ったりします。

 

夜間、生徒が体調不良などを訴えてきた場合には、まず担任教諭が対応します。

 

そこで対処できないことであれば、夜間であっても看護師が対応します。

まれに、夜中や朝方に処置にあたることもあります。

 

***

以上が基本的な1日の流れです。

こうしてみると、朝から晩までやることが詰まっており、ハードに感じると思います。

私がツアーナースを始めて最初の頃は、1泊2日であっても次の日はくたくたになっていました…。

 

 

【今週のつれづれ看護実践例】夜尿のケア

今回紹介した行程に同行する前の打ち合わせでのこと。

夜尿の心配がある生徒が3人おり、それぞれの保護者から「夜間に一度トイレに連れて行ってほしい」「パットをつけさせてほしい」と要望があると聞きました。

 

私は小児科での勤務経験がありますが、この年齢でも夜尿の心配をする生徒が複数いることに驚きました。

しかし、小学校ではあまり珍しいことではないようでした。


そのため、どう対応するかを先生方と相談しました。

 

「夜間に一度トイレに連れて行ってほしい」と言っていた2人は、保健室の隣の空き部屋で寝ることにしました。

ほかの生徒が寝ているところへ起こしに行くと、気づかれる可能性があるためです。

 

 

もう1人、「夜はパットをつけさせてほしい」と言われていた生徒は、本人から「つけていた方が安心」という意向があり、そのように対応することにしました。

 

ツアーナースは2泊3日でしたが、この対応をすることで、漏らしてしまうことはありませんでした。

 

看護師の視点からすると、夜間の途中で起こし、焦らせるようなことは精神的に良くないのではないかと考えることもありました。

 

しかし、もし漏らしてしまった場合に失敗体験として強く心に残ってしまう方が、夜尿が治りにくくなってしまうと考え、行程中は途中で起こすことにしました。

 

このように、正解がはっきりとしないことはよくあります。

 

私自身が経験不足であることも多いですが、学校の先生方とよく相談し、イレギュラーなことにも対応していく必要があります。

 


白石 弓夏(しらいし ゆみか)】

2008年より看護師として総合病院勤務。

小児科、整形外科・泌尿器科・内科の混合病棟、スポーツ整形外科を経験。

その後、派遣でクリニックや検診、ツアーナース、保健室業務、保育園、看護学校臨時教員などさまざまな働き方をし、現在フリーランスナースとして臨床にあたっている。

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コメント一覧(3)

3匿名2017年04月22日 16時19分

大変そうですね。

2匿名2017年04月20日 09時16分

小学校でも最近は夜尿あるんですね

1匿名2017年04月20日 08時46分

なかなかハードだなー

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  • 1.夜間に十分な睡眠ができるように長時間作用型の睡眠薬を投与する。
  • 2.ベッドから立ち上がる際は、オーバーテーブルにつかまって立ち上がるよう指導する。
  • 3.夜間は一人で動くと危ないので身体抑制を行ってもよいか、本人とご家族に尋ねる。
  • 4.患者さんの排泄パターンを観察し、トイレに誘導する。
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