東京・立川市で麻疹患者が200人規模のイベントに―夜間救急を受診し得る麻疹疑い例への備えも重要に

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 東京都の周辺自治体で麻疹はしか)と診断された患者が、8月26日に東京都立川市で開かれた200人規模のイベントに参加していたことが明らかになった。このため東京都多摩立川保健所は8月31日、イベントの主催者を通じて参加者への注意喚起を行った。患者については、発症日や感染経路などの詳細な情報が明らかにされていない。専門家は、今後、患者が増える恐れがあるとし、新たな患者が夜間救急を受診する可能性もあり、担当医師らに「麻疹も念頭においた診療をすべき」と忠告している。

(三和護=医療局編集委員)

 

麻疹ウイルスの透過型電子顕微鏡写真(出典:CDC/Cynthia S. Goldsmith) 

麻疹ウイルスの透過型電子顕微鏡写真(出典:CDC/Cynthia S. Goldsmith) 

 

イベントを開催したコトブキヤ立川本店によると、麻疹と診断された患者が参加したのは8月26日に開催した「es fest 06 SUMMER NiGHT~サマナイッ☆~」(参加者204人)。患者は15時から19時の間、イベント会場とコトブキヤ立川本店に滞在していたという。

 

東京都多摩立川保健所は8月31日、参加者に対する「麻しんの発生に関するお知らせ」を主催者に提示。その中で、麻疹が疑われる症状(発熱、、鼻水、涙がたくさん出るなど)を認めた場合は、必ず事前に医療機関へ電話し、イベントに参加していたことを伝えた上で、医療機関の指示に従って受診するよう求めている。

 

イベント主催者は、ホームページで保健所からの文面を掲示し注意喚起を行っている。現在、参加者ひとり一人にメールで連絡することも検討しているという。

 

患者については、ワクチンの接種状況をはじめ、発症日、感染経路など、詳しい情報は明らかになっていない。8月19日に兵庫県西宮市で麻疹と診断された19歳男性は、8月14日に千葉県幕張メッセで開催されたコンサートに参加していた。今回、東京都周辺の自治体で確認された患者が、同日に同じコンサートに参加していたのかどうかは今のところ不明だ。

都の感染症専門官は、ワクチン接種が麻疹予防の基本と指摘。その上で医療機関に対しては、今後、患者が増える恐れもあるとし、備えを怠らないよう求めている。また、新たな患者が夜間救急を受診する可能性もあり、「担当医師らは麻疹も念頭においた診療をすべき」と忠告している。

 

 

<掲載元>

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