【2021年版】看護師の平均年収 都道府県ランキング|給料の地域差どのくらい?

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看護師の給料には、どのくらいの地域差があるのでしょうか?

 

都道府県別の看護師の平均年収から、地域ごとの傾向を見てみましょう。また、都道府県の「全職種の平均年収」ともそれぞれ比べてみます。

 

データ出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査

※令和2年賃金構造基本統計調査は「2020年6月分の給与と2019年支給分のボーナス」を調査対象としています(数値の計算式等は文末に記載)。

 

 

1)看護師の平均年収 都道府県別ランキング

都道府県ごとの平均年収は次のグラフの通りです。

都道府県別看護師の平均年収の棒グラフ、全国491.8万円、北海道485.5万円、青森540.5万円、岩手466.6万円、宮城495.5万円、秋田515.4万円、山形460.0万円、福島457.1万円、茨城504.5万円、栃木496.6万円、群馬445.6万円、埼玉516.0万円、千葉496.5万円、東京519.1万円、神奈川521.8万円、新潟490.1万円、富山515.3万円、石川513.3万円、福井504.6万円、山梨501.9万円、長野476.2万円、岐阜530.4万円、静岡513.9万円、愛知510.4万円、三重463.8万円、滋賀495.3万円、京都506.8万円、大阪498.4万円、兵庫501.2万円、奈良504.2万円、和歌山495.6万円、鳥取476.4万円、島根476.4万円、岡山458.7万円、広島493.6万円、山口492.0万円、徳島504.3万円、香川468.1万円、愛媛444.3万円、高知440.7万円、福岡463.3万円、佐賀451.1万円、長崎482.3万円、熊本424.4万円、大分405.0万円、宮崎454.9万円、鹿児島444.0万円、沖縄453.8万円

 

平均年収の高い順に並べた表は次の通りです。

 

順位 都道府県 平均年収
1位 青森 540.5万円
2位 岐阜 530.4万円
3位 神奈川 521.8万円
4位 東京 519.1万円
5位 埼玉 516.0万円
6位 秋田 515.4万円
7位 富山 515.3万円
8位 静岡 513.9万円
9位 石川 513.3万円
10位 愛知 510.4万円
11位 京都 506.8万円
12位 福井 504.6万円
13位 茨城 504.5万円
14位 徳島 504.3万円
15位 奈良 504.2万円
16位 山梨 501.9万円
17位 兵庫 501.2万円
18位 大阪 498.4万円
19位 鳥取 496.7万円
20位 栃木 496.6万円
21位 千葉 496.5万円
22位 和歌山 495.6万円
23位 宮城 495.5万円
24位 滋賀 495.3万円
25位 広島 493.6万円
26位 山口 492.0万円
27位 新潟 490.1万円
28位 北海道 485.5万円
29位 長崎 482.3万円
30位 島根 476.4万円
31位 長野 476.2万円
32位 三重 473.8万円
33位 香川 468.1万円
34位 岩手 466.6万円
35位 福岡 463.3万円
36位 山形 460.0万円
37位 岡山 458.7万円
38位 福島 457.1万円
39位 宮崎 454.9万円
40位 沖縄 453.8万円
41位 佐賀 451.1万円
42位 群馬 445.6万円
43位 愛媛 444.3万円
44位 鹿児島 444.0万円
45位 高知 440.7万円
46位 熊本 424.4万円
47位 大分 405.0万円

※令和2年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

 

平均年収の地域差は最大136万円

26都府県が、看護師の年収の全国平均(491.8万円)を上回りました。特に、首都圏や東海地方関西地方で高い傾向が見られます。

 

一方、四国地方、九州・沖縄地方の平均年収は低めの傾向です。

 

例年は、東北地方も全国平均を下回る県が多いのですが、今回の最新データでは、青森が47都道府県で最も平均年収が高いなど、多少異なる結果になっています。

 

平均年収が最も高かった青森(540.5万円)と最も低かった大分(405.0万円)では、約136万円の開きがありました。

 

 

2)看護師の給料は高い?低い?「地域の平均年収」と比べてみた

家賃や物価などは地域ごとに異なり、「給料の相場」も変わります

 

年収・給料の金額が同じだとしても、住む地域によって「高い」「低い」の感じ方はやや違ってくるでしょう。

 

そこで、看護師の給料は「その地域の中では」どのくらいなのか、都道府県ごとに看護師と全職種の平均年収を比べてみました。

 

 

北海道・東北

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
北海道 485.5万円 423.3万円 341.9万円
青森 540.5万円 366.8万円 301.4万円
岩手 466.6万円 379.3万円 314.6万円
宮城 495.5万円 445.9万円 351.8万円
秋田 515.4万円 375.8万円 313.8万円
山形 460.0万円 386.8万円 316.8万円
福島 457.1万円 412.6万円 323.5万円

※令和2年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

全国トップの青森をはじめ、宮城、秋田が看護師の全国平均年収(491.8万円)を上回りました。

ただし、前回調査のデータでは、青森の看護師の平均年収は418.5万円と今回の結果と大きく異なっていることから、調査年による結果のバラつきが見られます。

 

例年は、東北各県の看護師の年収は全国平均より下回ることが多い傾向です。ただし、それぞれの県内で見れば、看護師は比較的、高収入な職業と言えるでしょう。

 

各道県内の全職種の平均年収と比べて、看護師の平均年収は45万~174万円ほど高くなっています。全職種(女性)との比較では、133万~239万円ほど上回っており、看護師の給与水準はかなり高く感じられるかもしれません

 

 

関東

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
茨城 504.5万円 482.8万円 365.7万円
栃木 496.6万円 457.1万円 361.4万円
群馬 445.6万円 456.6万円 356.3万円
埼玉 516.0万円 466.6万円 376.5万円
千葉 496.5万円 475.6万円 376.0万円
東京 519.1万円 595.2万円 468.2万円
神奈川 521.8万円 537.0万円 419.0万円

※令和2年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

首都圏を抱える関東地方は、看護師の給与水準が高い地域です。看護師の平均年収が全国3位の神奈川、4位の東京のほか、茨城と埼玉が500万円を超えています。また、群馬を除く6県は、全国平均(491.8万円)を上回りました。

 

ただし、看護師だけでなく地域全体の平均年収も高いため、それぞれの都県内で見ると、看護師の年収が必ずしも高いわけではありません

 

特に東京の場合、全職種の平均年収を76万円ほど下回ります。全職種(女性)に比べれば50万円ほど高いものの、ほかの県では100万円以上の差が出ていることを考えると、「看護師の年収が特別高い」とは感じにくいのが特徴的です。

 

 

北陸・甲信越

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
新潟 490.1万円 398.2万円 328.1万円
富山 515.3万円 458.5万円 376.1万円
石川 513.3万円 451.1万円 356.4万円
福井 504.6万円 434.0万円 358.0万円
山梨 501.9万円 462.0万円 352.7万円
長野 476.2万円 447.5万円 350.8万円

※令和2年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

新潟と長野は、看護師の全国平均(491.8万円)をやや下回りますが、それぞれの県内の全職種と比べて、29万~92万円ほど高い年収となっています。

 

県内の女性の平均年収と比べると、125万~162万円ほど上回っており、「各県内では、看護師は給料が高い職業」と言えそうです。

 

調査年によって金額に多少の差異はありますが、北陸・甲信越は例年、こうした傾向で安定しています。

 

 

東海

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
岐阜 530.4万円 454.9万円 353.6万円
静岡 513.9万円 465.2万円 358.6万円
愛知 510.4万円 513.3万円 392.5万円
三重 473.8万円 475.5万円 351.7万円

※令和2年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

看護師の平均年収が全国2位の岐阜をはじめ、東海地方は看護師の給与水準が高い地域です。ただし、今回の調査では、三重が看護師の全国平均(491.8万円)を下回りました。

 

各県内の全職種の平均年収と比べると、愛知と三重は2~3万円低いものの、ほぼ同水準で、岐阜と静岡はやや上回っています。女性の平均年収との比較では、4県それぞれ118万~177万円ほど高い結果となっています。

 

東海地方では、「看護師の年収は平均的か、平均よりは稼げる職業」という感覚を持つ方も多いかもしれません。

 

 

関西

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
滋賀 495.3万円 486.2万円 370.4万円
京都 506.8万円 490.1万円 395.3万円
大阪 498.4万円 504.4万円 393.3万円
兵庫 501.2万円 484.9万円 386.3万円
奈良 504.2万円 461.1万円 381.1万円
和歌山 495.6万円 434.8万円 358.4万円

※令和2年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計


関西地方は首都圏や東海地方と同じく、地域全体の給与水準が高めのエリアです。いずれの府県も、看護師の平均年収は全国平均(491.8万円)を上回っています。

 

また、それぞれの地域の全職種平均と比べても、大阪でわずかに低い以外は同水準か、9万~61万円ほど上回りました。女性の平均年収と比べると、105万~137万円ほど高くなっています。

 

地域全体の平均から突出して高いわけではないものの、「看護師の年収は平均的か、平均よりは稼げる職業」という東海地方と同じような傾向が読み取れます。

 

 

中国

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の平均年収
鳥取 496.7万円 401.5万円 331.1万円
島根 476.4万円 401.0万円 334.9万円
岡山 458.7万円 442.1万円 348.0万円
広島 493.6万円 466.8万円 362.8万円
山口 492.0万円 453.7万円 358.0万円

※令和2年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計


中国地方の看護師の平均年収は例年、全国平均とほぼ同じか、やや下回るという給与水準となっています。今回は、島根と岡山が全国平均(491.8万円)を下回りました。

 

その一方で、各県内の全職種の平均年収と比べて17万~95万円ほど、女性平均と比べて110万円~166万円ほど、それぞれ上回っています。

 

このため、「それぞれの県内では、看護師は稼げる職業」という感覚を持つ方は多いかもしれません。

 

 

四国

都道府県 看護師の平均年収 全職種の平均年収 全職種(女性)の年収
徳島 504.3万円 423.7万円 352.4万円
香川 468.1万円 441.9万円 348.2万円
愛媛 444.3万円 408.2万円 323.8万円
高知 440.7万円 392.2万円 331.6万円

※令和2年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

四国地方の看護師の平均年収は例年、全国平均より低めの傾向があります。今回は徳島が500万円超となりましたが、ほか3県は全国平均(491.8万円)を下回りました。

 

しかし、各県内の全職種の平均年収からは26万~80万円ほど高く、女性平均と比べると109万~152万円ほど上回っています。

 

看護師の全国平均に比べて必ずしも高くありませんが、「それぞれの県内では、看護師は給料が高い職業」という実感を持ちやすいでしょう。

 

 

九州・沖縄

都道府県 看護師の年収 全職種の年収 全職種(女性)の年収
福岡 463.3万円 443.6万円 347.2万円
佐賀 451.1万円 397.3万円 320.9万円
長崎 482.3万円 395.6万円 334.1万円
熊本 424.4万円 410.6万円 330.4万円
大分 405.0万円 404.9万円 334.4万円
宮崎 454.9万円 384.0万円 312.0万円
鹿児島 444.0万円 397.9万円 316.5万円
沖縄 453.8万円 374.0万円 315.8万円

※令和2年賃金構造基本統計調査をもとに看護roo!編集部集計

 

九州・沖縄地方の8県は、いずれも全国の看護師の平均年収(491.8万円)を下回りました

 

これは例年と同じ傾向で、今回は、大分が47都道府県の中で最も低い結果となっています。

 

ただし、各県内の全職種の平均年収と比較すると、ほぼ同額の大分をのぞき、13万~87万円ほど上回ります。また、各県内の女性平均からは、71万~148万円ほど高く、「県内で見れば、看護師の給料は高め」と感じられるかもしれません。
 

 

3)看護師の給料に地域差がある理由は?

病院・施設で提供される「医療・介護サービスの値段」は、診療報酬や介護報酬などによって全国ほぼ同じ基準で決められています。ですが、そこで働く看護師の給料には、かなりの地域差があることがわかります。

 

看護師の給料に地域差が生じる理由は、

 

  • それぞれの地域の年収・給料の相場に合わせている
  • 看護師不足の地域で、採用や定着のために給料を高めに設定している

 

―などが考えられます。

 

実際、全体の給与水準の高い都市部のほうが地方よりも平均年収が高かったり、人口あたりの看護師数や病床あたりの看護師数が多い地域では年収が低めの傾向があったりします。

 

調査年によっても多少の違いはありますが、これからのキャリアプランやライフプランを考えるとき、看護師の給料の地域差についても一つの参考としてみるのもいいかもしれません。

 

(看護roo!編集部)

 

【注】

平均年収は令和2年賃金構造基本統計調査より引用、算出しました。他統計の数値とは必ずしも一致しません。

 

・平均年収=「きまって支給する現金給与額」×12+「賞与その他特別給与額」。

 

・平均年収等は手取りではなく、所得税や社会保険料などを控除する前の額です。超過労働給与(時間外勤務手当、深夜勤務手当など)、通勤手当、家族手当など各種手当を含みます。

 

・この記事は2021年5月6日、最新データに基づき更新しました(前回更新:2020年7月9日、初出:2018年7月20日)。

 

(参考)

賃金構造基本統計調査(厚生労働省)


 

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