脳死女児からの臓器移植成功―6歳未満の臓器移植は3例目

【ナース知っ得ニュース 2015/01/21】

 

死判定を受けた6歳未満の女児の家族の希望による臓器提供で、4人の患者の移植手術が行われました。1月14日の20時までにすべての手術が終わり、いずれも移植に成功したことが分かっています。

改正臓器移植法施行後の移植は220例、家族承諾は165例、本人の意思表示があったのは55例。

うち、6歳未満のドナーからの臓器提供は今回で3例目となりました。

 

女児提供の臓器 移植手術すべて終了(NHKニュース)

 

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脳死判定された女児の3つの臓器が無事移植に成功

「特発性拡張型心筋症」という重い心臓病を患い、大阪大学付属病院で治療を受けていた6歳未満の女児は、1月13日に脳死判定を受けました。日本臓器移植ネットワークによれば、11日にコーディネーターの説明を受けた女児の両親が、臓器の提供を承諾していたことで、脳死判定後すぐに臓器の移植手術へ向けた準備が進められました。

 

14日には、女児の肺、肝臓腎臓の3つの臓器が、それぞれ岡山大学病院と大阪医科大学付属病院、兵庫医科大学病院の3ヶ所に運ばれ、移植手術が行われました。

 

肺は「突発性間質性肺炎」という重い肺の病気を患う8歳の女児に、岡山大学病院で7時間もの手術によって移植が行われました。移植された肺は順調に機能しており、女児は早くて一ヶ月ほどで退院できる見通しがあると発表されています。

 

肝臓は、同じ岡山大学病院で重い肝臓病を患う50代の女性に、腎臓は左右別々に、大阪と兵庫の病院で40代の「慢性系球体腎炎」の女性と、40代の「慢性腎不全」女性に移植されました。いずれも手術は14日20時までに無事終了しています。

 

臓器提供を決断した女児の両親の思い

臓器提供をした女児の両親は、女児が突然「特発性拡張型心筋症」を患ってから、2014年12月に容体が悪化し、補助人工心臓をつけて移植を待機する状態にあったことを明かしました。そして、自分たちが暗闇の中にいた3ヶ月間と同じ気持ちで臓器提供を待ち望む、全国の小児やその家族に、少しでも光がともせたらという思いで臓器提供を決心したといいます。

 

1月16日には女児の告別式が執り行われ、父親は参列者に対して、娘を「誇りに思う」、死を「強く乗り越えていこうと思う」旨を伝えました。

 

6歳未満の臓器提供の例は3人目

2010年に一部が改正された臓器の移植に関する法律では、本人の臓器提供の意思が不明な場合も、家族の承諾で臓器提供ができるようになりました。15歳未満の子どもからの脳死下での臓器提供も可能になったことで、すでに6人の15歳未満の子どもからの臓器提供がされていました。今回は7人目に当たり、うち、6歳未満の子どもからの提供としては3人目でした。

 

(参考)

日本臓器移植ネットワーク

ハフィントンポスト版ニュース記事
 

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