2019/12/24 のクイズ
◆検査・救急・循環器の問題◆トロポニンテストについての説明で誤っているものはどれでしょうか?
- 1. 心筋トロポニンは、心筋梗塞発症後3~6時間で上昇し、約2週間は検出可能である。
- 2. トロポニンTとトロポニンIは、骨格筋由来のタンパク質である。
- 3. 心筋トロポニンTの基準値(ECLIA法)は、0.014ng/mL以下である。
- 4. 心筋トロポニンは、急性心筋梗塞の診断においてクレアチンキナーゼ(CK-MB)やミオグロビンよりも診断感度が高い。
挑戦者6346人 正解率28%
トロポニンテストは、心筋梗塞の有無を調べる際に行う検査です。心筋梗塞によって心筋が障害された際、心筋細胞のタンパクであるトロポニンTやトロポニンIが血中に漏出します。トロポニンテストは、それらを調べる迅速検査であり、心筋梗塞の有無が分かります。しかし、心筋トロポニンは、心不全、腎不全、心筋炎、急性肺血栓塞栓症、敗血症など虚血性心疾患以外でも上昇するので注意が必要です。
- 1. 心筋トロポニンは、心筋梗塞発症後3~6時間で上昇し、約2週間は検出可能である。
-
不正解
この選択肢の内容は正しいです。心筋トロポニンは、心筋梗塞発症後3~6時間で上昇し、その後、約2週間はトロポニンテストにて検出が可能です。
- 2. トロポニンTとトロポニンIは、骨格筋由来のタンパク質である。
-
正解
この選択肢の内容は誤りです。トロポニンにはトロポニンT、トロポニンIのほか、トロポニンCがあります。トロポニンTおよびトロポニンIは、心筋由来のタンパク質です。トロポニンCは心筋と骨格筋由来のため、トロポニンテストで検出する対象にはなりません。
- 3. 心筋トロポニンTの基準値(ECLIA法)は、0.014ng/mL以下である。
-
不正解
心筋トロポニンTの基準値(ECLIA法)は男女とも、0.014ng/mL以下です。
- 4. 心筋トロポニンは、急性心筋梗塞の診断においてクレアチンキナーゼ(CK-MB)やミオグロビンよりも診断感度が高い。
-
不正解
クレアチンキナーゼ(CK-MB)やミオグロビンは、陽性化するためには強い組織障害が必要です。それに対し、心筋トロポニンは健常者では上昇することはなく、わずかな障害で陽性反応が見られます。
引用参考文献など
1)日本循環器学会ほか.初期診断 バイオマーカー.急性冠症候群ガイドライン(2018年改訂版),2019,23-25.(2019年12月閲覧)
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