2018/05/30 のクイズ
- 1. 機器の不具合の有無
- 2. 気管チューブの位置異常の有無
- 3. 痰貯留に伴うチューブの閉塞の有無
- 4. 気胸発生の有無
挑戦者4204人 正解率25%
- 1. 機器の不具合の有無
-
正解
小児・新生児に多い人工呼吸器の合併症として、(1)気管チューブの位置異常、(2)チューブの閉塞、(3)気胸、(4)機器の不具合などが考えられます。今回の症例でSpO2低下の原因となり得るのは、体動による「気管チューブの位置異常」、鎮静薬の減量によりバッキングが起こり、痰が貯留したことによる「チューブの閉塞」、またファイティングによる「気胸」も考えられます。まずは2~4の選択肢を確認し、全て異常がないことを確認した後、機器の確認を行いましょう。
- 2. 気管チューブの位置異常の有無
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不正解
体格の小さな小児は、声門から気管分岐部までの距離が短く、チューブの先端位置の許容範囲が狭いです。このため、頭部の伸展・屈曲、腹部膨満下での横隔膜挙上などにより、気管チューブの先端位置が変化しやすく、位置異常を来しやすいです。ETCO2は、2015年の蘇生ガイドラインで使用を推奨されており、波形から呼気流出状態を確認する有用な手段です。SpO2が低下した場合は、気管チューブが正しく挿入されているか、事故抜管していないか、の確認を行います。
- 3. 痰貯留に伴うチューブの閉塞の有無
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不正解
新生児に使用される気管内チューブは、最も細いもので2mmであり、容易に閉塞してしまいます。閉塞の原因としては、主に気道内からの分泌物であることから、適度な加湿と吸引が必要です。今回は、鎮静薬の減量に伴う体動により、分泌物の増量があり、チューブが閉塞した可能性があります。
- 4. 気胸発生の有無
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不正解
気胸は、小児・新生児ともに発生する可能性があります。しかし、新生児においては、サーファクタントが欠乏している状態で、気胸のリスクは小児・成人と比べ新生児では高くなります。高い気道内圧の設定や吸気呼気の高い圧格差、不十分な鎮静による ファイティングなども気胸の原因となり得ます。
引用参考文献など
1)鈴木康之.及川郁子監.気管切開管理・呼吸器管理中の子どもの観察と評価.フィジカルアセスメントと救急対応.小児看護ベストプラクティス.中山書店,2014,85.
2)大野進.人工呼吸器トラブル・合併症と回避.こどもケア.8(5),2013,49-53.
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