2018/04/12 のクイズ
妊娠39週3日のAさんは分娩第一期の初産婦です。妊娠中の胎児異常は認められていません。子宮口は1cm開大で、入院時にCTG(胎児心拍数陣痛図)による連続監視中です。胎児心拍基線は140bpmで、基線細変動は減少しており、変動一過性徐脈が軽度認められます。胎児心拍数波形のレベルとその対応で最も適切なものはどれでしょうか?
- 1. レベル1と判断し、モニタリングを終了した。
- 2. レベル2と判断し、経過観察と監視を継続、医師にも報告した。
- 3. レベル3と判断し、連続監視と医師への報告と立ち会い要請を行った。
- 4. レベル4と判断し、急遂分娩の準備を行った。
挑戦者3421人 正解率27%
胎児心拍数波形の分類とは、胎児の低酸素などリスクの程度を推量するために、胎児心拍数波形を、「a : 基線細変動」「b : 胎児心拍数基線」「c : 一過性徐脈」の組み合わせから、5つのレベルに分類したものです。これにAさんの状態を当てはめると
a(基線細変動):「減少している」ため、図1の基線細変動減少例の表を参照します(基線細変動正常例では別の表を用います)。
b (胎児心拍数基線):140bpmで正常脈(110~159bpm)です。表中の最上段に該当します。
c(一過性徐脈):変動一過性徐脈が軽度認められており、図1の表の「正常脈」の段の「一過性徐脈」の「変動・軽度」の箇所を見るとレベル3となり、Aさんは胎児心拍数波形はレベル3であると言えます。また、対応と処置については、ガイドライン1)(図2)に沿った対応を行います。
- 1. レベル1と判断し、モニタリングを終了した。
- 不正解
- 2. レベル2と判断し、経過観察と監視を継続、医師にも報告した。
- 不正解
- 3. レベル3と判断し、連続監視と医師への報告と立ち会い要請を行った。
- 正解
- 4. レベル4と判断し、急遂分娩の準備を行った。
- 不正解
引用参考文献など
1)日本産科婦人科学会ほか.産婦人科診療ガイドライン:産科編2014.2014,p401.
2)日本助産師会.助産師業務ガイドライン2014.第3版.2014,p67.
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