2018/01/05 のクイズ
・数日前から咳嗽や鼻汁、発熱があり入院中
・呼吸回数64回/分、陥没呼吸・呼気性喘鳴あり
・皮膚の蒼白
・活気はないものの、意識レベルはGCS4-5-6
・既往歴に喘息あり
- 1. 上気道狭窄
- 2. 下気道狭窄
- 3. 肺組織病変
- 4. 呼吸調節障害
挑戦者3187人 正解率25%
- 1. 上気道狭窄
-
不正解
上気道狭窄の兆候としては、頻呼吸・吸気性喘鳴などがあります。上気道狭窄の原因となる疾患としては、上気道腫脹・クループ・扁桃肥大などがあります。下気道狭窄などと解剖学的特徴からやや見極めは難しい状況ですが、呼吸音聴取や呼吸状態を観察し、呼気性喘鳴などがないかどうかなど、兆候の確認が必要です。
- 2. 下気道狭窄
-
正解
下気道狭窄の兆候としては、頻呼吸・呼気性喘鳴、呼吸努力などがあります。この患児の症状として呼吸回数の増加、陥没呼吸、呼気性喘鳴があり、既往歴に喘息発作があることなどを考慮すると、主たる病態は、下気道狭窄と考えられます。下気道狭窄の原因となる疾患としては、喘息・細気管支炎などがあります。
- 3. 肺組織病変
-
不正解
肺組織病変の兆候としては、著しい頻呼吸や頻脈、酸素投与で改善しない低酸素血症などです。原因となる疾患としては、肺炎・急性呼吸窮迫症候群、アレルギー反応などがあります。選択肢1の解説と同様、下気道狭窄などと解剖学的特徴からやや見極めは難しい状況ですが、呼吸音聴取や呼吸状態を観察し、呼気性喘鳴などがないかどうかなど、兆候の確認が必要です。
- 4. 呼吸調節障害
-
不正解
呼吸調節障害の兆候としては、不十分な呼吸数・中枢性の無呼吸・意識低下などがあります。原因となる疾患としては、神経症状(痙攣・中枢神経系感染症・脳腫瘍)などがあります。頻呼吸の状況であり、意識レベルの低下などを認めないことから現時点においては、呼吸調節障害とは言い難い状況です。今後の状況の悪化から変化する可能性はあります
引用参考文献など
1) 城尾優里.③ゼーゼー、ヒューヒューがとまらない.特集:こんな症状どのようにトリアージしますか?.救急看護&トリアージ. 2(5),2013,73-77.
2)American Heart Association.PALSプロバイダーマニュアル:AHAガイドライン2010準拠 日本語版.シナジー,2013,37-60.
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