2017/12/24 のクイズ
83歳男性。糖尿病の診断で入院治療中です。腹部の苦痛を訴え、トイレに行きましが、排便はありませんでした。前日までは一日一回排便がありました。しかし、排尿は「思うように出ない。出にくい」と訴えます。また、下着に尿汚染が見られました。そのため、消化器系の腹痛ではなく、泌尿器科系の疾患によるものではないかと看護師であるあなたは判断しました。この患者さんの症状から最も考えられる失禁は次のうちどれでしょうか?
- 1. 反射性尿失禁
- 2. 溢流性尿失禁
- 3. 完全尿失禁
- 4. 切迫性尿失禁
挑戦者4224人 正解率74%
- 1. 反射性尿失禁
-
不正解
神経系障害が原因の失禁で、膀胱にある程度尿が溜まると、尿意なしに反射的に尿が漏れます。患者背景から考えて、このタイプの失禁には該当しません。
- 2. 溢流性尿失禁
-
正解
前立腺肥大や糖尿病、脊髄損傷が原因の失禁で、多量の残尿により膀胱内圧が上昇し、膀胱から尿が押し出されます。腹部の苦痛の原因としても合致します。患者背景から考えて、この選択肢が正解です。
- 3. 完全尿失禁
-
不正解
尿道瘻や外傷、がんなどが原因の失禁で、尿が溜められないで常に尿が漏れてしまいます。この患者さんの場合、常に尿が漏れている状態ではありませんので、該当しません。
- 4. 切迫性尿失禁
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不正解
脳疾患や過活動膀胱が原因で、突然激しい尿意が生じ、トイレに間に合わず尿が漏れる失禁です。この患者さんの症状とは異なります。
引用参考文献など
1)原 等子.排尿障害のアセスメントと看護.系統看護学講座 専門分野Ⅱ:老年看護学.医学書院,2015,185-186.
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