メイクセラピスト兼ナースにインタビュー!【後編】2つの仕事を通して追求する「ケアの道」

「メイクセラピスト」と「ナース」の二足のわらじを履く、豊永純子さんにインタビュー。

 

前編では、一般的なメイクとメイクセラピーの違いを伺いました。

 

 

後編では、豊永さんがメイクセラピストを目指したきっかけや、2つの仕事に共通する「ケアをすること」についての思いを語っていただきました。

 

メイクセラピスト兼ナースにインタビュー!【前編】 | 看護師だからこそできるメイクセラピー

 

「いつも、いつまでも女性でいたい」という思い

元々は総合病院の手術室で勤務していたという豊永さん。

 

メイクセラピストを目指したきっかけは、何だったのでしょうか。

 

「昔のことになりますが、急性扁桃炎に罹って、自分が勤める病院に入院することがありました。

 

当たり前なんですけど、回診にくる先生も、バイタルチェックにくるナースも、全員知り合いで。ここは紛れもなく、いつも働いている病院なんだけど、私はナース服ではなくて、パジャマを着て、すっぴんで、ベッドに横になっていて・・・。何だか急に、すごく弱くなったような気がしました。

 

 

そして、思ったんです。入院をすると、化粧はできない。スキンケアもいつも通り行えない。お風呂もダメ。何より、おしゃれをすることもできない。ああ、女性らしく生活できなくなるんだなって。

 

私が、看護師として看護してきた方々も、こういう思いをしていたのかもしれない・・・。

 

私自身も入院をしたことで、『人生の最後の瞬間まで、女性として生きたい!』という気持ちが強く湧き上がってきたんです。

 

 

メイクで変われる。メイクで元気になれると自分自身が経験して、私が感じた喜びを周囲の女性にも感じて欲しいと思い、入院したことをきっかけにメイクを学ぶことに決めました」

 

退院後、病院勤務をしながら、ヘアメイクの学校に入学。シフトがない日曜日に学校で授業を受け、手術室のオンコールを待つかたわら、課題や勉強を進め、無事に卒業。

 

多忙な日々ではありましたが、学ぶうちに、どんどんメイクの面白さに没頭していった豊永さん。不思議と辛さを感じたことはなかったそう。

 

そして卒業後は、病院から離れ、本格的にメイクの道へ進みました。

 

しかし、映画のヘアメイクアシスタントの仕事をしていた際、ある違和感が豊永さんに生まれたと言います。

 

 

「映画のメイクは、役者さんが役になりきるためのメイクなんです。だから、役者さんは、撮影が終わるとすぐにメイクを落とします。役が終われば、そのメイクをすることも2度となくて。それが何だか寂しいなって感じたときに、はっと気づきました。

 

私がやりたかったメイクは、映画のように、特別に記録に残すためのメイクではなく、もっと日常を暮らす女性たちや、その周囲の人々の記憶に残っていくメイクだなって」

 

 

周囲の人々の記憶に残っていくメイクとは、どういうものでしょうか。

 

「例えば、『こんなメイクをして、仕事がしたい!』という女性が希望を叶えて、自分に自信を持って働けるようになってもらえたら、すごく嬉しい。そして、その周囲の人々から見たときにも、その女性がいきいきと輝いて見えれば最高で。日常生活には誰もカメラを回していないけれど、印象はみんなの記憶に残る。誰かの人生をメイクで応援していけたらいいなって思えたんです」

 

メイクセラピストと看護師に共通する「手を使ってケアすること」

メイクセラピストとしての思いを語ってくれた豊永さん。

その思いを支えているのはやはり、看護師としての経験だと言います。

 

「看護師として患者さんに看護をすることと、メイクをすることって、すごく似ていて。それは、「手」を使って、人を癒すことができること。

 

肌に触れる、体をさする、手を添える。

手のぬくもりを伝えられる力が、看護にもメイクにもあります。

 

 

例えば、病院では、元気になっていく人ばかりではありません。亡くなられた患者さんのご家族に寄り添い、背中に手を置き、ひと時の時間を一緒に過ごすことで、ご家族の気持ちに寄り添うことができます。

 

看護師としても、メイクセラピストとしても、手を介して伝えられるぬくもりを、私は大切にしています」 

 

実は、看護師をやめて、メイクセラピストの仕事に集中しようと思ったこともあったそう。

 

「だけど、考えてみたら、私が仕事を通して最も嬉しい瞬間は、ケアを通して、患者さんやクライアントに笑顔になってもらう事。

 

私の軸には、看護師として生きてきた『ケアをする』ことに対する思いがあります。これからも2つの仕事を通して、ケアの道を追求できたらと考えています」

 

 

最後に、今後の目標を伺うと、メイクセラピーをもっとたくさんの人に広め、自信をもって生きる女性のお手伝いをすることだと話してくれました。

 

看護師として、メイクセラピストとして活動をする、豊永さんの今後に注目です。

 

 

メイクセラピスト兼ナースにインタビュー!

【前編】カウンセリングとメイクで内側から綺麗になれる!

【後編】2つの仕事を通して追求する「ケアの道」

 

【看護roo!編集部】


【プロフィール】豊永純子さん

メイクセラピスト兼看護師。NPO法人日本人材教育協会メイクセラピー検定事務局認定メイクセラピストとして、自宅にオープンした『studio jun』でメイクセラピーやアロマエステを行う。また、看護大学での講義や、企業の女性向けイメージアップや、印象管理研修、の講師としても活躍。看護師としては、総合病院の手術室に勤務した後、メイクセラピストとしての活動と並行しながら病院で勤務。現在は介護老人保健施設で勤務している。看護師歴19年。

 

豊永さんのお店のHP

【studio jun】

http://studiojun.jp/

スタジオでのメイクセラピーをはじめ、看護大学での講演や印象管理のメイク研修等も行っています。

 

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【studio junブログ】

http://ameblo.jp/atelier-lilywhite/

【鬼看護師から仏の看護師への転身】

http://ameblo.jp/nurse-junko/

 

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