看護用語辞典 ナースpedia キーワード:胆石

胆石とは・・・

最終更新日 2018/02/28

胆石(たんせき/GB Stone/gallbaladder stone)は、肝臓から分泌される、胆汁の成分が固まって胆道系に形成された結石である。胆石に関連する症状を有するものを胆石症というが、無症状のものもあわせて胆石症とすることも多い。中年以降、加齢とともに胆石の保有率は高くなり、日本の保有率は約5~10%である。

胆石は組成により分類され、コレステロール結石(約60%)と色素結石(約40%)に大別される。
コレステロール結石の危険因子としては以下の「5F」が挙げられる。
・Forty(40歳代)
・Female(女性)
・Fatty(肥満)
・Fair(白人)
・Fecund(多産)
他にも経口避妊薬やホルモン補充療法、脂質異常症、非アルコール性肝疾患(NAFLD)なども危険因子として挙げられている。

また、胆石は部位により胆嚢結石(約70%)、総胆管結石(約14%)、肝内結石(約3.5%)に分類される。
・胆嚢結石
無症状である場合は、基本的に有症状化や胆嚢癌発生の可能性を考慮した検査を行いながら経過観察とし、有症状例では胆嚢摘出術を行う。
・総胆管結石
症状の有無に関わらず、胆管炎の発症を前提とした内視鏡的総胆管結石摘出術を行う。
・肝内結石
経皮的内視鏡または経口的内視鏡を、肝萎縮が認められる場合、肝内胆管癌合併が疑われる場合、内視鏡的結石摘出術が困難な場合などは肝切除を行う。無症状の場合は経過観察を行うことが多い。

胆石発作とは、食後に胆嚢が収縮し、胆石が胆嚢頸部や胆嚢管に嵌頓することで胆嚢内圧が上昇し、疼痛を来すものである。疼痛は数十分〜4時間程持続し、時に悪心、嘔吐を伴うが、胆嚢炎を伴わなければ発熱や血液検査での炎症反応の上昇はみられない。
胆石が総胆管内に落石すると、胆管炎を来たし、発熱、腹痛、黄疸のcharcot3徴といわれる症状を来す。上記3徴と、ショック、意識障害をreynoldsの5徴という。

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