最終更新日 2019/09/30

ドブタミン

ドブタミンとは・・・

ドブタミン(どぶたみん、dobutamine;DOB)とは、合成カテコールアミンの昇圧薬である。β1アドレナリン受容体およびβ2受容体を活性化させる作用をもつ。また、作用は弱いが、αアドレナリン受容体を活性化させる作用もある。

心拍数血圧にほとんど影響を与えずに、心拍出量を増加させる。心不全出血性ショックによる急性循環不全などの治療で使われる。臨床では、商品名としてドブトレックス®が有名である。肥大型閉塞性心筋症(特発性肥厚性大動脈弁下狭窄)の患者には、左室からの血液流出路の閉塞が増強する危険性があるため、使用禁忌とされている。

 

引用参考文献
1)岡本洋.心不全.病気がみえる vol.2 循環器.第3版,メディックメディア,2015,69.(ISBN9784896323436)

SNSシェア

用語辞典トップへ