看護用語辞典 ナースpedia キーワード:アルブミン

アルブミンとは・・・

最終更新日 2019/02/19

アルブミン(あるぶみん、albumin;Alb)とは、血漿タンパクの中で最も多く存在し、約60%を占めているタンパク質である。

【働き】
働きとしては大きく2つに分けられ、膠質浸透圧を維持する働き(血液を血管内に保持する働き)と、さまざまな物質と結合し運搬する働きがある。
(1)膠質浸透圧の維持
膠質浸透圧の維持に中心的な働きをしており、血管内に水分を保持する重要な役割を担っている。膠質浸透圧の約80%を占めており、アルブミン1gで約20mLの水分を保持する作用があるとされている。
(2)物質の運搬
アルブミンは、多くの結合部位を持ち、物質の運搬に関わる。例えば、ワーファリンやフェニトインといった多くの薬物と結合する。薬物だけでなくビリルビン、脂肪酸、甲状腺ホルモン、コルチゾール、アルドステロンなどといった体内の生理的活性物質とも結合し、目的部位へと運搬している。

【臨床的意義】
アルブミンの血中濃度は、臨床的に重要な指標として用いられる。基準値は、約3.8~5.2g/dLとされる。例えば、アルブミン血中濃度が低下した場合には、低栄養や肝障害(肝臓の合成能の低下)、ネフローゼ症候群(腎臓からのアルブミンの喪失)などが考慮される。それ以外にもアルブミン製剤も臨床ではよく用いられ、難治性浮腫の治療やショック・重症熱傷の患者への輸液療法に用いられる。

執筆

松岡由典

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター

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