最終更新日 2018/07/12

CA125

CA125とは・・・

CA125(しーえー125)とは、婦人科領域で多用される腫瘍マーカーである。特に、卵巣がん(特に漿液性嚢胞腺がん)、肝がん、胆道がん、膵がん、子宮内膜症で上昇し、子宮頸がん子宮体がん、がん、大腸がん、肺がんなどでも上昇がみられる場合がある。

卵巣がんの約80%で陽性となり、診断や治療の効果判定、治療後の再発を予測するのに有用とされている。悪性腫瘍ではないが、子宮内膜症でも50%以上で陽性となるため、同じくその診断や薬物療法の効果判定に用いられる。

基準値(臨床判断値)は男性、閉経後の女性で25U/mL未満、閉経前の女性で35U/mL未満である。ただし、エストロゲンによって産生が亢進されるため、妊娠初期や月経時、閉経前に上昇する傾向にあり、検査を行う時期には注意する必要がある。CA125が高値となった場合は、月経周期なども考慮したうえで、その他の腫瘍マーカーの結果を参考に、CA125の再検査、超音波検査、CT検査、MRI検査など更なる検査を進めていく。

なお、生化学的には、卵巣漿液性嚢胞腺がんの腹水培養系を用いて作成されたモノクローナル抗体OC125が認識する抗原であり、高分子量の糖タンパクである。CA125の分子には、異なるモノクローナル抗体が検出するCA130やCA602も存在しており、特にCA602はCA125と高い相関性を示す。

執筆: 栗林真悠

神戸市立医療センター中央市民病院 救命救急センター 救命救急センター

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