最終更新日 2017/07/24

小腸

小腸とは・・・

小腸(しょうちょう)とは、食物の消化と栄養の吸収を行う6~7mの管状の消化器官である。

小腸はの幽門から出た部位から始まる。腸間膜(ちょうかんまく)にささえられて腹腔の後壁(腹部の内臓が入っている部分の背中側の事)からぶら下がっている。腸間膜に折り重なって入っており、右下腹部の回盲弁(かいもうべん)で大腸に繋がる。

■小腸の各部位の働き
小腸は上から十二指腸、空腸、回腸の3つの部位にわかれる。
・十二指腸
25cm~30cmのCの字型に大きく曲がり、膵臓胆嚢と繋がっている。膵液と胆汁が十二指腸へ分泌されることで、胃で消化された食物をさらに消化する働きがある。
・空腸
十二指腸に続く部分で、残りの小腸の5分の2程度を占める。十二指腸で終わらなかった食物の消化と、栄養素の吸収が行われる。空腸内の腸粘膜には、細菌やウイルスの感染を防ぐ役割を持つ、少数のパイエル板や孤立リンパ小節、免疫細胞が存在する。
・回腸
空腸に続く残りの小腸を指す。大腸につながっており、空腸で吸収されない胆汁酸・ビタミンB12を吸収する働きを持つ。
回腸の腸粘膜も空腸と同様にパイエル板や孤立リンパ小節、免疫細胞が多数存在しており、細菌やウイルスの感染を防いでいる。

■疾患
・小腸腫瘍
良性腫瘍と悪性腫瘍があり、悪性腫瘍の方が発生頻度は高い。腹痛や痙攣、嘔吐、血便、体重の減少、閉塞症状などの症状が見られる。
・腸閉塞(ちょうへいそく)
腸の内容物が詰まる疾患である。腫瘍などで腸管内部がふさがれる「機械的腸閉塞」と、炎症などで蠕動運動がなくなり内容物が詰まる「機能的腸閉塞」に分類される。腹部の張り、吐き気などの症状が見られ、排ガス、排便がなくなる。
・十二指腸潰瘍(じゅうにしちょうかいよう)
胃酸過多により十二指腸の粘膜が傷ついて発症する。みぞおちや背中の痛み、吐き気、食欲不振、腹部の張りなどの症状が見られる。
・クローン病
発症の原因ははっきりしていない。大腸や小腸の粘膜に慢性的な炎症や潰瘍を引き起こす難病の総称である。

SNSシェア

この単語に関連する記事

用語辞典トップへ