看護用語辞典 ナースpedia キーワード:帯状疱疹

帯状疱疹とは・・・

最終更新日 2018/05/11

帯状疱疹(たいじょうほうしん)は、水痘帯状疱疹ウイルスに感染歴のある者に起こる、神経節に潜伏していた水痘帯状疱疹ウイルスが再活性化することで発症する疾患である。症状は大きく皮膚症状と神経症状に分けられる。そのほか、汎発性帯状疱疹、Ramsay-Hunt(ラムゼイ・ハント)症候群と特殊な病型が存在する。

【皮膚症状】
一定の神経支配領域に一致した皮膚に多数の小水疱が帯状に集簇(しゅうぞく)を形成し、神経に沿った疼痛を伴う。皮膚症状は2~3週間で治癒する。

【神経症状】
神経痛は神経節に沿った部位に一致して出現する。発疹に先行して数日前から現れることが多い。疼痛のピークは発疹が出現してから7~10日後で、痛みの程度は、軽いピリピリとした知覚刺激程度から不眠や運動神経麻痺を来すほどの激しいものまでさまざまである。また、皮疹の消失後も神経痛が持続する場合もある(帯状疱疹後神経痛/post-herpetic neuralgia/PHN)。

【その他】
眼合併症:三叉神経第一枝での帯状疱疹では、結膜炎や角膜炎などの眼合併症を認めることがある。
汎発性帯状疱疹:神経領域と関係なく水疱が汎発化することがあり、この場合は空気感染予防策が必要である。
Ramsay-Hunt(ラムゼイ・ハント)症候群:周囲が罹患した場合は、難聴や末梢性顔面神経麻痺を来すことがある。

治療は、急性期の疼痛の緩和、帯状疱疹後神経痛や運動障害などの後遺症を残さないようにすることが目標である。早期に抗ウイルス薬、鎮痛薬を投与する。予後はほとんどの場合良好である。

執筆

上村恵理

長崎大学病院 高度救命救急センター助教

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