耳が痛くても知っておきたい!一般人が感じた、「看護師はプライドが高い!」と感じる瞬間8選

看護師だからこそなかなかに入りにくい「患者さんのホンネ」、看護roo! 編集部が代わりに聞いてみました・・・。医療現場や看護師のこと、ぶっちゃけどう思います?

 

「看護師はプライドが高い!」と感じる瞬間

専門性の高い職業だけに、看護師のなかには高いプロ意識を持って仕事をしている人も多いでしょう。ただ、それだけに自分では何気ないつもりの発言が、周囲からは「プライドが高い」と思われてしまうことがあるのかも。

今回は、「看護師はプライドが高い!」と感じたエピソードを集めてみました。

 

 

●些細な言い方からわかるプライドの高さ・・・(36歳女・ライター)

先日、ある看護師さんに「ご家族に医療関係の方はおられますか?」と訊ねたところ、その看護師さんは「母が看護師長でした。でも、妹は普通のヤクルトのおばさんです」とおっしゃいました。何となく違和感を感じてあとあと考えてみたのですが、「普通のヤクルトのおばさん」という言い方には暗に、「看護師という仕事は“特別な仕事”であり、ヤクルトレディとはちがう」という意味が含まれているように思いました。

 

無意識でおっしゃったことかもしれないけれど、こういうところから看護師さんの「プライドの高さ」のようなものってうかがえるものなんだと思います。

 

 

●「看護師は国家資格だから」の連発にうんざり・・・(27歳女・編集者)

私は出版関係の仕事に就いています。少し前、看護師さん向けの書籍を担当することになり3人の看護師さんを集めていろいろとヒアリングしていました。すると、1人の看護師さんが、「看護師は国家資格だから」を連発。

 

たとえば、書籍は読者に合わせて使用する漢字の難易度を変えているのですが、私が「このくらい漢字が並ぶと読む気なくなりますか?」とたずねたところ、その看護師さんは「うーん、でも看護師は国家資格だからこれくらい読めないとね」と。いやいや「読めないのにがんばる」のではなく、こちらとしては「あなたが読めるレベル」を聞きたかったのですが……。しかも、その看護師さんはその後も何かにつけて、「看護師は国家資格だから」とおっしゃっていて。

 

看護師さんが国家資格であること、そのことにプライドを持っているのは重々わかりましたから、「あなたもプロなら、相手の求めていることをもう少し察知してくださいよ」と言いたかったです。

 

 

●口は挟むが手は出さず・・・(55歳女・主婦)

私は現在、同居する母の介護をしています。遠方に住む看護師の姉は手伝えない分金銭的な援助をしてはくれているのですが、たまに帰省すると、私の介護の仕方にこまかく口を出してきて腹が立ちます。

しかも、その言い方ですよね。「どうしてそんな抱え方するかな? それじゃあお母さんがかわいそうじゃない」「それじゃ誤嚥しちゃうじゃない!」。極めつきは「そのやり方何から学んだわけ?」。これには正直プツーンときます。

お金をもらっているからといって、私は姉の従業員じゃない!看護師だからって上から目線の指導にはもううんざり。「だったらお前がやれ!」と何度言おうと思ったことか。

 

 

●「救急やICUで働いている」というプライド・・・(36歳女・元看護師)

看護師さんの中でも、特にプライドが高い診療科といえば「オペ看」ではないでしょうか?

自分たちは「最前線で働く看護師のエース!」という意識が強いし、外科医から直接指導が受けられるので病変などへの対応にも実際強い。

確かに大変な部分もあるのでしょうが、その分、できない看護師やコ・メディカルなどへの対応がきつい!たまに、まるで自分が手術室を回しているような発言をするオペ看もいたりするので、おいおいって思っています。

 

 

●「看護師は大変」の裏にある高いプライド・・・(38歳男・IT関係)

「看護師は人の命に関わる仕事だから大変」というのは、看護師さんがよく口にするセリフです。

でも、人の命に関わる仕事って医療職だけではないですよね。原発の作業員だって体育館の天井作っている現場の人だってそうだし、もっと言えば、人の口に入るものを提供している飲食店の人だってそう言うことができるんです。

でも、それをおおっぴらに口にするのは看護師さんが多い。やっぱり、医療の現場しか知らないと他の職業の大変さがわからないのかもしれませんね。

 

 

●病院と社会は別の世界・・・(42歳女・販売員)

病院って、やっぱり少し特殊な場所だと思うんです。

患者さんは自分や家族の命を預けているわけですし、医療者も、自分のさじ加減一つで患者さんの命を左右することがあると自覚して仕事にあたっているのだから、普通のサービス業とは根本的にちがうと思うんですよね。でも、それだけに「医師も看護師も勘違いしがちなのかな?」と思います。

 

社会で働いている人の多くは「お客さんがいるから自分は働けているのだし、お給料ももらえている」という考えが根底としてあります。でも、医療者が「患者さんのおかげで自分たちは働けているんだ」と思っているかというと、どうにも疑問です。たまに、患者さんに話しかけられてもあからさまに「この忙しいときに……」という態度をとる看護師さんがいますが、そういう人はそもそも「誰のために働いているのか?」ということを忘れてしまっていると思うんです。

 

一般の人が社会でそんなことをしたら、たちまち売り上げが下がるし誰も相手にしてくれなくなってしまう。そのことに気がつくチャンスがないのが、病院という場所なのかもしれません。

そんな環境に長くいれば、よほど気をつけていない限りプライドばかり高くなってしまいます。それこそが、社会と病院で働くことの大きなギャップなのではないでしょうか。

 

 

●看護助手と自分たちは違うという意識・・・(54歳女・主婦)

以前母が入院していたとき、瘻を勧められてとても悩んでいた時期がありました。家族のなかでも意見が分かれているし、私一人ではとても決められそうにない。でも、看護師さんはいつも忙しそうで取りつく島がなく、私はそのことを看護助手さんに相談したんです。

 

その看護助手さんはすごく親身に、「私は医療者ではないのですが、私だったら……」と言って相談にのってくださいました。

でも、後日看護師さんにそのことを伝えると、その看護師さんは嫌悪感をあらわにして「そういうことは、今後はまず看護師に相談してくださいね」と言ってプリプリしていました。

 

正直、患者からすると相談する相手は資格があろうがなかろうがどうでもいいことです。それより、身近にいて自分のために時間を割いてくれる人に相談したい。母の状況を日頃からきちんと見て知ってくれている人に聞いてほしい。それって普通のことではないでしょうか?

 

忙しい自分たちの仕事をフォローしてくれている職種に対する感謝の気持ちがあれば、そんな言い方はできないはず。プライドばかり高くても誰も幸せにできないのであれば、その肩書きになんの意味があるのでしょうか。

 

 

●プライドの高さはコンプレックスの裏返し・・・(32歳女・エステティシャン)

「看護師さんはプライドが高い」って、確かにあるような気がします。でもプライドの高さというのは、たいていコンプレックスの裏返しですよね。

医師、薬剤師などを筆頭に専門職がひしめく医療の現場にあって、それこそ看護師は「専門職」を主張しなければならないような状況にあるということなのではないでしょうか。医師にはプライドばかり高くて世間知らずな人が多いし、そう言う意味では、看護師という立場を守るために苦労されてきたこれまでの歴史があってのことだと思いますね。

 

 

いかがでしたか? もちろん、看護師がみなこれらエピソードに登場する人たちのようにプライドが高いわけではありません。ただ、自分では意識していなくても、周囲からすると「そういう言い方って……」と思われてしまうこともあるので、そこは覚えておきたいところ。

どんな仕事であっても、たまには「初心に立ち返る」ということが大切なのかもしれませんね。

 

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