患者の支持基底面に気をつけるのはなぜ?|体位の保持
心拍出量の低下により、肺循環(左心系)が障害された状態を左心不全、右心室の収縮力の低下により、体循環(右心系)が障害された状態を右心不全といいます。両心不全は、左心不全が続くと、肺うっ血に伴う肺高血圧が右心室への負荷となり、右心不全も併発して結果的に両心室で心不全が起こっている状態です。
心筋障害により心臓筋肉の収縮力が低下した状態や、心臓弁膜症によって十分に拍出できない状態を収縮不全といいます。心筋障害による心室の壁弾性の増大や心室壁の弛緩能の低下、心室外の拘束(気胸、心タンポナーデ)が生じ、心臓が拡張しにくい状態を拡張不全といいます。
急性心不全は、心筋梗塞などで代償機転を上回る、急激に心臓ポンプ能が低下した状態です。慢性心不全は、行動態の悪化が徐々に進行する状態で、代償機転が長期間はたらき、心機能低下がゆっくり生じる状態です。
ほとんどの心疾患で心不全に至る可能性があります。心不全を悪化させないためにも、日常生活の過ごし方が大切です。
心不全によって心臓のはたらきが衰えると、息切れ、尿の減少、むくみ(浮腫)、手足が冷たくなるなどの症状が出ます。これらの症状に対し、心臓が何とか血液を送り出そうとする調節機能を、代償機転といいます。代償機転は心臓内と心臓外で起こります。
心室中隔とは、右心室と左心室の区切る筋肉の壁のことです。心室中隔欠損とは、この壁に欠損ができている状態をいいます。心室中隔欠損症は、先天性心疾患の約20%を占め、最も多いです。
心房中隔とは、右心房と左心房を区切る筋肉の壁のことです。心房中隔欠損とは、この壁に欠損ができている状態です。欠損部位により、卵円孔開存型、一次孔型、二次孔型、静脈洞型、冠静脈洞型があります。
先天性心疾患の発生頻度は、全生産時の約1%、毎年1万人程度とされています。成人の先天性心疾患の患者数は、小児の先天性心疾患の患者数と同程度となってきており、約50万人といわれています。
心筋疾患の看護で重要なことは心不全症状の予防と軽減です。心負荷を軽減するため、安静度に合わせた日常生活の援助を行います。不整脈や血栓症状の予防と軽減も大切になります。
便秘タイプ別に上手な下剤の使い方を解説。便が溜まっているのが「おなか(腸)」なのか「出口(直腸や肛門)」なのか、あるいは両方なのかで考えると選びやすくなります。便秘の患者さんをケアするナース必読!
拡張型心筋症(dilated cardiomyopathy;DCM)とは、左心室あるいは両心室のびまん性の収縮機能低下、心室の拡大を呈する疾患です。さまざまな原因による心筋細胞障害の終末像です。