運動負荷心電図

『本当に大切なことが1冊でわかる循環器』より転載。
今回は運動負荷心電図について解説します。

大森昌子
新東京病院看護部

 

運動負荷心電図はどんな検査?

運動負荷心電図は、運動により心筋の酸素需要を増大させて虚血状態を誘発し、心電図でSTの変化や不整脈の出現を観察します。

検査方法は、一定の負荷量を開始から終了まで継続して行う単一段階負荷のマスター2階段法と、負荷量を時間ごとに増加させる多段階負荷のエルゴメーター法(自転車型)や、トレッドミル法(ベルトコンベア型)の3種類あります(表1)。

安静時にはみられなかった心電図波形の変化から、狭心症不整脈を診断します。

表1運動負荷の種類

運動負荷の種類

 


文献

  • 1)鈴木まどか:ナースが書いた 看護に活かせる心電図ノート.照林社,東京,2015:1-25.
  • 2)心臓病看護教育研究会:ハート先生の心電図教室ONLINE.(2019.09.01アクセス)

本連載は株式会社照林社の提供により掲載しています。

書籍「本当に大切なことが1冊でわかる 循環器」のより詳しい特徴、おすすめポイントはこちら

 

> Amazonで見る  > 楽天で見る

 

[出典] 『本当に大切なことが1冊でわかる 循環器 第2版』 編集/新東京病院看護部/2020年2月刊行/ 照林社

SNSシェア

看護知識トップへ