2020/01/06 のクイズ

◆摂食・嚥下の問題◆以下の中で、嚥下訓練とならないものはどれでしょうか?
  1. 1. 呼吸訓練
  2. 2. 機能的口腔ケア
  3. 3. 器質的口腔ケア
  4. 4. ブローイング訓練

挑戦者7481人 正解率26%

1. 呼吸訓練
不正解

嚥下運動は、呼吸と密接に関連しています。呼吸訓練は、咳嗽を中心とした気道防御反射の改善や呼吸と嚥下の協調の向上、換気の改善に有効であり、ほとんどの摂食嚥下障害患者さんで適応となります。

2. 機能的口腔ケア
不正解

機能的口腔ケアは、口腔内のストレッチなどで刺激を与え、口腔機能の維持や回復を目的に行うケアです。口腔ケアには、口をきれいにするケアと口の機能を高めるケアとがあります。嚥下訓練となっているのは、口腔機能を高める機能的口腔ケアの方です。

3. 器質的口腔ケア
正解

器質的口腔ケアは、口腔内を清潔に保つために口腔内の汚れを取り除く一般的な口腔ケアを指します。口腔ケアには、口をきれいにするケアと口の機能を高めるケアとがあります。両者を同時に行うことで、より効果が期待できますが、口をきれいにする器質的口腔ケアだけでは、嚥下訓練にはなりません。よって、この選択肢が正解です。

4. ブローイング訓練
不正解

ブローイング訓練とは、以下の動作を1回 5分程度で1日2~3回行う訓練です。これらの吹く動作により、鼻咽腔閉鎖に関わる神経・筋群の活性化が促進されます。
・鼻咽腔閉鎖不全により水分や食物が鼻腔逆流する患者さんに対し、コップに水を入れてストローで静かにできるだけ長くぶくぶくと泡立つように吹いてもらう
・細く裂いたティッシュペーパーを吹き飛ばす
・風車を回す
・笛や巻き笛を吹く

引用参考文献など

1)鎌倉やよいほか編.才藤栄一ほか監.摂食・嚥下リハビリテーション.第3版.医歯薬出版株式会社,2016,464p.

このクイズに関連する記事

脳卒中リハビリテーション

嚥下障害患者のリハビリテーション場面でのポジショニング

写真でわかる看護技術 日常ケア場面でのポジショニング 記事一覧

手首の屈曲と伸展(自動) | 関節可動域訓練【5】

「患者さんの食事を楽しいものに」見た目も味もおいしい「摂食回復支援食」開発秘話【後編】

看護クイズトップへ

いま読まれている記事

簡単・崩れないお団子ヘアの作り方★美容師直伝 | 看護師のまとめ髪テク【番外編3】

大きな声で|マンガ・ぴんとこなーす【478】

小さなミスが減らせない。|ツナ看ファ。~看護師ツナのお悩みカンファレンス~【22】

おもちブラウニー|マンガ・看護師 桃井ゆまのふんばりごはん日誌【64】

【抽選1500名様】看護師1年目のサポートBOOK『新人ナース覚え書』無料プレゼント!12/1(月)まで

炊飯器でスフレチーズケーキ|マンガ・看護師 桃井ゆまのふんばりごはん日誌【63】

採血が難しい血管選手権!|看護師の本音アンケート

【2025年版】看護師の給料ランキング|高い病院の傾向は?都道府県などで比較

やっちまった…。|マンガ・踊る!ツナ看劇場。【85】

ん~、やっぱ看護師でよかった♡(わ~ん)|看護師つらハピかるた【10】

推し活で限界|マンガ・限界看護学生☆愛乃天使【3】

放っておくと怖い? 貧血の原因と意外な病気の可能性|働くナースが知るべき病気【10】

「フットマッサージ」で足の疲れを解消! | アロマナース直伝!アロマセラピー入門【4】

【夏の怪現象】汗をかいても食べなくても太る『夏太り』の超シンプルな解決法

【例文付き】研究計画書の書き方~研究計画を立てよう!|看護研究「攻略」マニュアル(4)

掲示板でいま話題

他の話題を見る

アンケート受付中

他の本音アンケートを見る

今日の看護クイズ

本日の問題

◆整形の問題◆股関節手術後、深部静脈血栓症(DVT)の予防として適切なケアはどれでしょうか

  1. ベッド上で安静を保つ
  2. 水分摂取を控える
  3. 足首や足の指をこまめに動かす
  4. 座るときはあぐらをかく

5259人が挑戦!

解答してポイントをGET

ナースの給料明細

9078人の年収・手当公開中!

給料明細を検索