2019/11/05 のクイズ
◆整形の問題◆以下のうち、牽引療法について正しい説明はどれでしょうか?
- 1. 介達牽引は直達牽引と比べて牽引する重錘は重くなる。
- 2. 下腿直達牽引時は、足背の底屈・背屈運動は禁忌である。
- 3. 牽引を実施した直後は、X線検査で整復位の確認を行う。
- 4. 牽引療法中は、体位変換をすることはできない。
挑戦者7088人 正解率57%
- 1. 介達牽引は直達牽引と比べて牽引する重錘は重くなる。
-
不正解
介達牽引は、直達牽引ほど重錘を重くすることはできません。直達牽引は骨に鋼線を貫通させているので介達牽引よりも強い牽引力をかけることができます。一方、介達牽引は皮膚を介して牽引を行うため、牽引する力が制限されます(皮膚が耐えきれなくなるので重くても2kgまで)。よって、この選択肢は誤りです。
- 2. 下腿直達牽引時は、足背の底屈・背屈運動は禁忌である。
-
不正解
下腿直達牽引時であっても足背の底屈・背屈運動は禁忌にはなりません。拘縮や深部静脈血栓症などの合併症を予防するため、痛みや牽引のずれが生じない程度に積極的な運動を促すようにしましょう。
- 3. 牽引を実施した直後は、X線検査で整復位の確認を行う。
-
正解
牽引を実施した直後は、X線検査で整復位(骨折などでずれてしまった骨のもとの正常な位置)の確認を行いましょう。もし整復が十分でなければ牽引の重錘の増減を考えます。
- 4. 牽引療法中は、体位変換をすることはできない。
-
不正解
長期臥床が続くと褥瘡のリスクが高まるので、牽引療法中であっても体位変換を行う必要があります。
引用参考文献など
1)萩野浩編.直達牽引.整形外科きほんの看護技術.整形外科看護2014年春季増刊,2014,62-70.
2)落合慈之監.牽引療法.整形外科疾患ビジュアルブック.学研メディカル秀潤社,2012,100.
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