2019/11/10 のクイズ
- 1. 脱血カニューレは大腿静脈、送血カニューレは大腿動脈に挿入されることが多い。
- 2. 脱血回路に振動が見られる場合は回転数を上げる。
- 3. PCPS施行中は背側に無気肺を生じることが多い。
- 4. 膜型人工肺に血漿のリークがみられたら膜型人工肺を交換する必要がある。
挑戦者6136人 正解率52%
PCPS(経皮的心肺補助法)とは、急性心不全などに用いられる補助循環法の一つです。人工心肺装置で血液の循環を代行して生命を維持しつつ、心肺機能の改善を図ります。方法としては、大腿静脈から右心房まで挿入したカニューレから静脈血を遠心ポンプで脱血し、膜型人工肺で酸素化して、再び大腿動脈から大動脈に向かって送血します。
- 1. 脱血カニューレは大腿静脈、送血カニューレは大腿動脈に挿入されることが多い。
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不正解
PCPSは血液の循環を代行するものです。脱血カニューレは大腿静脈から挿入し、送血カニューレは大腿動脈から挿入します。
- 2. 脱血回路に振動が見られる場合は回転数を上げる。
-
正解
脱血回路に振動が見られる場合は、回転数を上げるのではなく、輸液および輸血やカニューレの位置調整、回路閉塞の有無を確認することが必要です。回転数を上げてしまうと脱血回路に陰圧がかかり溶血(赤血球中に含まれる血色素が血清・血漿中に出てくること)を引き起こします。
脱血回路の振動は、血管内脱水やカニューレ位置不良などによる脱血不良を示すサインとなるので、PCPS施行中は注意深く観察することが必要です。 - 3. PCPS施行中は背側に無気肺を生じることが多い。
-
不正解
PCPS施行中は、循環動態の変動により安静臥床が強いられる場合が多く、背側に無気肺を生じやすくなります。そのため、呼吸状態にも注意が必要です。
- 4. 膜型人工肺に血漿のリークがみられたら膜型人工肺を交換する必要がある。
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不正解
PCPSが長期化すると、膜型人工肺に結露が生じたり血漿がリークしたりすることがあります。人工肺でのガス交換能が低下するため、このような変化に気づいたら膜型人工肺の交換を行う必要があります。
引用参考文献など
1)政岡祐輝.PCPS装着中の看護のポイント.重症集中ケア.2017年12・1月号,2017,51-54 .
2)大沢隆.PCPSアラームトラブル対応.重症集中ケア.2017年12・1月号,2017,55-59.
3)四津良平監.PCPS.ナースのための補助循環マニュアル.ハートナーシング2002年秋季増刊.2002,58 -82.
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