2019/11/11 のクイズ
- 1. セボフルラン
- 2. レミフェンタニル塩酸塩
- 3. プロポフォール
- 4. ミダゾラム
挑戦者8693人 正解率50%
全身麻酔の目的として、意識消失(鎮静)、筋弛緩、鎮痛があります。単一の薬剤のみではこれらを適切に管理することは困難であるため、全身麻酔では、複数の薬剤を併用します。
麻酔の一つである吸入麻酔は、気体として吸入され、肺胞から血液中に溶解し、脳に運搬されて麻酔作用を起こします。薬物、肺胞、血液中、脳での濃度が平衡状態に達すると麻酔導入が完了します。
- 1. セボフルラン
-
正解
正解です。セボフルランは、吸入麻酔薬です。麻酔器に接続されている専用の気化器で液体を揮発させて使用します。揮発性吸入麻酔薬の中でも、セボフルランは麻酔の効きが早く(血液/ガス分配係数※1が低い)、少量で強く麻酔が作用する(最小肺胞内濃度※2が低い)ため、現在、吸入麻酔では広く使用されています。
※1血液/ガス分配係数:血液と肺胞内気体との間の濃度比
※2最小肺胞内濃度(MAC):1気圧において、吸入麻酔薬により動物の半数を不動化させるのに必要な肺胞内における吸入麻酔薬の濃度 - 2. レミフェンタニル塩酸塩
-
不正解
レミフェンタニル塩酸塩は、吸入ではなく、静脈投与で使用するオピオイド(麻薬)の鎮痛薬です。半減期(薬物の効果が最大効果の半分)が8~20分と短くコンロトールしやすい点からTIVA※3時に使用されています。
※3TIVA(全静脈麻酔):吸入麻酔を使用せずに経静脈投与薬剤でコントロールする全身麻酔法 - 3. プロポフォール
-
不正解
プロポフォールは、吸入ではなく、静脈投与時に使用し、催眠、鎮静作用を持つ薬剤です。しかし、鎮痛作用はありません。全身麻酔の導入時やレミフェンタニル塩酸塩とともに全静脈麻酔時(TIVA)に使用します。小児の長期多量投与は禁忌です。
- 4. ミダゾラム
-
不正解
ミダゾラムは、吸入ではなく、静脈投与で使用するベンゾジアゼピン系の薬剤です。鎮静作用を持ちます。全身麻酔導入時などに使用しますが、副作用として呼吸抑制を起こすことがあり、注意が必要です。
引用参考文献など
1)日本麻酔科学会.医薬品ガイドライン.(2019年9月閲覧)
2)高田真二監.医療情報科学研究所編.全身麻酔薬.薬が見える vol.1.メディックメディア,2014,106-117.
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