2018/11/27 のクイズ
Aさんは人工股関節全置換術(THA)の術後(前方アプローチ)で、経過は良好でした。ドレーン類も抜けたので、Aさんより「自分で動けるようになりたい」との訴えがありました。Aさんへの看護介入として、最も適切なものはどれでしょうか?
- 1. 看護師が体位交換を行うので、一人では動かないように指導する。
- 2. 前方アプローチであるので、伸展・内転・外旋位が脱臼肢位であると指導した。
- 3. 前方アプローチであるので、屈曲・内転・内旋位が脱臼肢位であると指導した。
- 4. 痛みがなければ、自由に自分で動いても良いと答えた。
挑戦者4030人 正解率37%
脱臼肢位をよく理解することが必要です。人工股関節全置換術は、手術時に前方進入か後方進入かで、脱臼しやすい肢位が異なります。脱臼肢位を理解できるよう患者さんに指導を行いましょう。
- 1. 看護師が体位交換を行うので、一人では動かないように指導する。
-
不正解
術後は離床を促すようAさんに指導することが大切です。体と患肢が一緒に動かせるよう、Aさんの体型に合ったクッションを用いて、安全・安楽に自力で体位変換ができるように指導しましょう。
- 2. 前方アプローチであるので、伸展・内転・外旋位が脱臼肢位であると指導した。
-
正解
選択肢のように、前方アプローチの場合は、伸展・内転・外旋位が脱臼肢位となります。
- 3. 前方アプローチであるので、屈曲・内転・内旋位が脱臼肢位であると指導した。
-
不正解
屈曲・内転・内旋位は後方アプローチの場合の脱臼肢位です。Aさんは前方アプローチの術後ですので、この選択肢は誤りとなります。
- 4. 痛みがなければ、自由に自分で動いても良いと答えた。
-
不正解
痛みがなければ、早期離床のために、Aさん自身で自由に動いても構いませんが、まずは脱臼肢位を理解してもらうよう指導することが必要となります。よって、この選択肢は誤りとなります。
引用参考文献など
1)佐野玉美.THA後の体位交換.整形外科看護.21(1).2016,6-12.
2)佐野玉美.THA後の体位交換.整形外科看護.21(1).2016,16-27.
3)日本整形外科学会診療ガイドライン委員会ほか編.大腿骨頚部/転子部骨折診療ガイドライン改訂第2版.第2版,南江堂,2011,222p.
4)松原正明ほか.高木理彰編.第3章 股関節手術の知識.まるごと股関節これ1冊.整形外科看護2015年秋季増刊.2015,86-107.
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