2018/10/25 のクイズ
新人看護師Fより「針刺しをしてしまった」と報告がありました。採血の際に患者Mさんが急に動いたため、自分の左手の示指に針刺しをしてしまったようです。Mさんは3日前に行われた血液検査でHIV抗体陽性でした。この後の対応として正しいのは、次のうちどれでしょうか?
- 1. 新人看護師Fの妊娠の有無を確認し、針刺し発生後72時間以降に抗HIV薬の予防内服を開始する。
- 2. 抗HIV薬の予防内服を行うことで発症リスクを下げることはできるが、発症を100%防げるわけではない。
- 3. 抗HIV薬の予防内服は、2週間継続して内服するよう新人看護師Fに説明する。
- 4. 抗HIV薬の内服薬はどれでも、腎障害のある場合などに関係なく使用できると説明する。
挑戦者3797人 正解率57%
- 1. 新人看護師Fの妊娠の有無を確認し、針刺し発生後72時間以降に抗HIV薬の予防内服を開始する。
-
不正解
できるだけ速やかに抗HIV薬の第1回目の内服をすることが必要です。2回目以降の内服は、HIV拠点病院などの診療が可能な専門の先生の指示で行います。
- 2. 抗HIV薬の予防内服を行うことで発症リスクを下げることはできるが、発症を100%防げるわけではない。
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正解
感染直後にレトロビル®(AZT)を予防内服すると、感染リスクを79%低下させることができるといわれています1)。
- 3. 抗HIV薬の予防内服は、2週間継続して内服するよう新人看護師Fに説明する。
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不正解
1回目服用後はできるだけ早くHIV専門医を受診し、抗HIV薬内服の継続の必要性について相談することが必要です。通常、予防内服の継続が必要と判断された場合は、4週間の継続服用が必要となります。
- 4. 抗HIV薬の内服薬はどれでも、腎障害のある場合などに関係なく使用できると説明する。
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不正解
抗HIV薬であるツルバダ®(TDF/FTC)には、投与中の腎機能障害、投与終了後のB型肝炎増悪の副作用があります。
引用参考文献など
1)東京都エイズ診療協力病院運営協議会編.HIV感染防止のための予防服用マニュアル-曝露事象発生時緊急対応用-平成29年7月改定版.東京都福祉保健局.(2018年4月閲覧)
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