2018/09/30 のクイズ
- 1. 上気道閉塞
- 2. 下気道閉塞
- 3. 肺実質病変
- 4. 呼吸調節障害
挑戦者3800人 正解率30%
Bくんの場合、「苦しいよ」と自分の意思を伝えられていることから、意識は清明です。しかし、肩呼吸や陥没呼吸が見られるなど、明らかな努力呼吸とSpO2の低下が認められます。また、多呼吸と頻脈であることから「呼吸窮迫」の状態であると考えられます。そして、呼気時に喘鳴が聴取されていることから、呼気性喘鳴が特徴的な「下気道閉塞」が、最も考えられる呼吸障害のタイプ(原因)です。
子どもは、解剖生理学的特徴から呼吸障害が生じやすいです。呼吸障害は、重症度によって「呼吸窮迫」と「呼吸不全」に分類されます。呼吸窮迫とは、呼吸数の異常と努力呼吸を呈する状態を指します。さらに悪化すると、呼吸不全となります。呼吸不全は、十分な酸素化や換気が維持できない状態で、致命的になる可能性が高いとされています1)。呼吸障害のタイプ(原因)としては、選択肢のような上気道閉塞、下気道閉塞、肺実質病変、呼吸調節障害に分類されます。
子どもの呼吸障害は、急速に呼吸停止へと進行する危険性があります。看護師は、子どもや家族の訴え、症状などの必要最低限の情報で、早期に病態を把握する力が求められます。早期に呼吸障害を認識し、原因がどこにあるのかを判断し、介入することが必要です。
- 1. 上気道閉塞
-
不正解
上気道閉塞は、クループや気道異物などで見られ、吸気性喘鳴を特徴とします。
- 2. 下気道閉塞
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正解
下気道閉塞は、喘息や細気管支炎などで見られ、呼気性喘鳴や呼気延長を特徴とします。Bくんは、呼気時に喘鳴が聴取されていることから、呼気性喘鳴が特徴的な「下気道閉塞」が、最も考えられる呼吸障害のタイプ(原因)です。
- 3. 肺実質病変
-
不正解
肺実質病変は、肺炎や肺水腫などで見られ、呻吟・呼吸音減弱、湿性ラ音を特徴とします。
- 4. 呼吸調節障害
-
不正解
呼吸調節障害は、頭蓋内圧亢進状態や薬物中毒など、呼吸中枢の問題が生じた際に見られます。
引用参考文献など
1)齋藤修.及川郁子監.PALSにおける体系的なアプローチアルゴリズム.小児看護ベストプラクティス フィジカルアセスメントと救急対応.中山書店,2014,62-83.
2)金沢貴保.呼吸窮迫・呼吸不全の認識と管理.小児科診療.76(5),2013,726-734.
3)日本救急医療財団心肺蘇生法委員会監.救急蘇生法の指針 2015(医療従事者用).第5版.へるす出版,2016,117-126.
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