2018/06/25 のクイズ

誤嚥性肺炎で入院された80歳男性。入院前から食事量が減っており、入院後は絶食中で点滴管理をしていました。入院後、食事開始に向けて早期から行うことができる看護ケアは、次のうちどれでしょうか?
  1. 1. 炎症反応のデータ数値が高い場合は、安静が保てるようにする。
  2. 2. 機能的口腔ケアを行う。
  3. 3. 口腔内が乾燥しているため、口腔内保湿ジェルを頻回に充填する。
  4. 4. 積極的に身体機能のリハビリを行う。

挑戦者4472人 正解率84%

誤嚥性肺炎で入院された場合、そこに至った原因を予測し、絶食となっていれば、食事開始に向けて再発が予防できるような看護ケアが必要です。食べるために必要な口腔内の機能を、絶食により低下させないようにします。

1. 炎症反応のデータ数値が高い場合は、安静が保てるようにする。
不正解

炎症反応のデータ数値が高い場合は、体動による酸素消費量が多くなるため、過度の運動は控えるべきですが、一方で、安静によるADLの低下などの合併症についても考えなくてはなりません。患者さんの体動による酸素消費量の増大や疲労を評価しながら、合併症を予防します。

2. 機能的口腔ケアを行う。
正解

唾液腺のマッサージや舌のマッサージなどの機能的口腔ケアは、食べるために必要な口腔内機能の維持と向上に役立ちます。また、頬のマッサージやそしゃく筋のマッサージを行うことは、口腔内細菌の繁殖を予防するので、汚染された唾液の誤嚥による誤嚥性肺炎の予防に効果的です。

3. 口腔内が乾燥しているため、口腔内保湿ジェルを頻回に充填する。
不正解

口腔内保湿ジェルの使用は適切ですが、頻回に充填することで、ジェルが口腔内で層となることがあります。口腔内で層になるとさらに細菌が付着しやすく、ジェルが異物になり、気道閉塞のリスクとなってしまいます。頻回に充填するのではなく、スワブなどで口腔内を清掃した後に使用するのであれば差し支えありません。

4. 積極的に身体機能のリハビリを行う。
不正解

身体機能のリハビリを行うのは良いことなのですが、まずはリハビリを行う前に適切な栄養補給ができているかを確認しましょう。長期経口摂取が困難で低栄養な状態では、タンパク質不足による筋肉量の減少で効果的なリハビリは行えず、疲労や活動性の低下を招いてしまいます。

このクイズに関連する記事

高齢者への癒やしケア(タッチケア) | 高齢者の活動援助【1】

人工呼吸管理中の栄養評価の方法は?

後片付け | 経管栄養剤の注入【3】

「胃瘻の閉鎖」に関するギモン|PEGケアQ&A

異化と同化|栄養と代謝

看護クイズトップへ

いま読まれている記事

診療看護師(NP)とは?なるための方法やできること、特定看護師との違いを解説

トランス脂肪酸はなぜアメリカで禁止に?―日本人が注意すべき食事リスク

マンガ・踊る!ツナ看劇場。【全記事まとめ】

看護師が取りたい資格図鑑|目次

【具体例でわかる】看護師の個人目標の書き方|目標管理シートがパッと書ける!

もう若くない?|マンガ・踊る!ツナ看劇場。【132】

【後編】『看護覚え書』第15章を訳しなさい、の意味がすごい!『風、薫る』とナイチンゲール看護学校をつないだ史実

ナースな心理テスト【全記事まとめ】

【夏の怪現象】汗をかいても食べなくても太る『夏太り』の超シンプルな解決法

油断大敵|マンガ・ぴんとこなーす【624】

簡単・崩れないお団子ヘアの作り方★美容師直伝 | 看護師のまとめ髪テク【番外編3】

1日1分で疲れがとれる「耳ひっぱり」実践講座【1】

レンジで5分!麻辣湯|マンガ・看護師 桃井ゆまのふんばりごはん日誌【95】

そのサプリメント、本当に飲んで大丈夫?~飲んだ方が良いサプリ・無駄なサプリ

マンガ・看護師 桃井ゆまのふんばりごはん日誌【全記事まとめ】

掲示板でいま話題

他の話題を見る

今日の看護クイズ

本日の問題

◆呼吸器の問題◆喘息発作時治療薬をなんというでしょう?

  1. オーバードーズ
  2. コントローラー
  3. レシーバー
  4. リリーバー

9378人が挑戦!

解答してポイントをGET