2018/01/14 のクイズ
- 1. 右心室の負担を軽減することができる。
- 2. トリガーモードは心電図や動脈圧モニターのノイズを確認しながら決定する。
- 3. IABPの電極はP波が高く表示される場所に電極を貼る。
- 4. IABPのウイニングはバルーンの補助回数を3:1→2:1に増やしていく。
挑戦者4876人 正解率59%
- 1. 右心室の負担を軽減することができる。
-
不正解
IABPは心電図または動脈圧に同期させてバルーンを収縮、拡張させます。IABPは圧補助方式の補助循環法で、補助効果は右心室にではなく、左心室に対してで、左心室機能の10~15%です。心収縮期には左心室後負荷を軽減し、心筋仕事量と心筋酸素消費量を軽減する効果があり、心拡張期には冠血流量を増加させる効果が期待できます。
- 2. トリガーモードは心電図や動脈圧モニターのノイズを確認しながら決定する。
-
正解
心電図や動脈圧モニターに同期してIABPのバルーンが駆動します。患者さんへ吸引や清拭などのケアを行うときには、IABPのトリガーモードをしっかり確認した上でノイズがないか観察します。また、心電図や動脈圧のモニターの接続に緩みや外れがないか、引っかかってコードが抜けないよう、コードを整理し管理します。
- 3. IABPの電極はP波が高く表示される場所に電極を貼る。
-
不正解
心電図トリガーモードはR波の直前でバルーンを収縮させ、T波の頂点で膨張させます。そのため、トリガーしやすいようにIABPの電極はR波が高く表示され、筋電図が入りにくく基線の揺れが少ない場所に電極を貼る必要があります。また、電極はテープでしっかりと固定し、外れないようにします。
- 4. IABPのウイニングはバルーンの補助回数を3:1→2:1に増やしていく。
-
不正解
IABPの離脱の目安は、血行動態の指標として収縮期血圧100mmHg以上、フォレスター分類subsetⅣからの回復、不整脈や心不全の軽減、尿量の維持(0.5mL/kg/h以上)など循環動態の回復を確認します。循環動態のモンニタリングを厳重に行いながら、補助回数を1:1→2:1→3:1と減らしていきます。補助回数が減ると血栓が形成されやすく、下肢の虚血、血栓症がないか、下肢の動脈触知、冷感、しびれなどの下肢の血流障害の有無を観察します。
引用参考文献など
1) 田林晄一ほか.大動脈内バルーンパンピング(IABP).研修医,コメディカルのためのプラクティカル補助循環ガイド.メディカ出版.2007,65-108.
2)塚原大輔.IABP/PCPS/VASの適応・禁忌・離脱のなぜ.仕組みと効果を比較しながら理解する.重症集中ケア.8(1),2015,4-12.
3)新田郷.補助循環の理解とケア:IAPB.重症集中ケア.11(3),2012,4-14.
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