2017/10/31 のクイズ
Aさんは80歳女性で自宅でひとり暮らしです。高血圧、アルツハイマー型認知症の診断がされていて、娘さんが毎日仕事終わりに訪問していましたが、「怒鳴り声を上げ、夜間徘徊をする母が心配」と訪問看護師へ相談がありました。娘さんは母親を施設等に入れるのではなく、できるだけご自宅で生活されることを望んでいます。以下の中で、看護師の対応で最も不適切な内容はどれでしょうか?
- 1. 家族の思いやこれまでのエピソードなどを傾聴した。
- 2. 清潔面のケアから介入を試みた。
- 3. 環境整備を行い、転倒の予防に努めた。
- 4. 自宅での生活は無理なので、必要に応じ施設入所しなければならないことを娘さんに話した。
挑戦者3714人 正解率68%
- 1. 家族の思いやこれまでのエピソードなどを傾聴した。
-
不正解
娘さんの訴えを傾聴することは、療養者の情報収集の重要な手段となります。清潔や心地よいケアを行うことは、施行しながら実施者(看護師)と療養者本人とのコミュニケーションが促進されるということにつながります。
- 2. 清潔面のケアから介入を試みた。
-
不正解
清潔や心地よいケアを行うことは、コミュニケーションの手段の一つになります。
- 3. 環境整備を行い、転倒の予防に努めた。
-
不正解
夜間徘徊などで転倒する危険があるため、環境整備を実施します。
- 4. 自宅での生活は無理なので、必要に応じ施設入所しなければならないことを娘さんに話した。
-
正解
在宅支援を基本に考える必要があるため、施設入所は最後の手段とします。娘さんはできるだけ自宅での生活を希望されているため、自宅生活は無理であると看護師が決定してはいけません。看護師は、療養者本人と家族の思いを傾聴しながら、在宅で介護サービス(訪問介護、通所介護、通所リハビリテーション、短期入所生活介護など)は利用できることなど、状況に合った情報を提供する必要があります。
引用参考文献など
1)堀内園子.認知機能のアセスメント法と援助技術.系統看護学講座:統合分野:在宅看護論.医学書院,2013,181-183.
2)前掲.認知症の療養者に対する在宅看護の事例展開.293-302.
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