2020/04/10 のクイズ
- 1. 中心静脈圧の評価のため、45度ヘッドアップして頸静脈を観察した。
- 2. 中心静脈圧には尿量や体重の変化は関係しない。
- 3. 中心静脈圧は左心房内圧の上昇を反映している。
- 4. 中心静脈圧の推定は外頸静脈の観察が最も適している。
挑戦者6950人 正解率21%
中心静脈圧は右心房に血圧が流れてくる力(右心房圧)を推定するもので、 循環血液量の指標として活用されます。右心房と頸静脈の間には弁がないため、頸静脈の状態を観察することで、中心静脈圧を推定することができます。
- 1. 中心静脈圧の評価のため、45度ヘッドアップして頸静脈を観察した。
-
正解
頸静脈の観察・評価はヘッドアップ45度にして行います。たとえ仰臥位で頸静脈怒張が見られてもそれは正常な状態です。しかし、ヘッドアップを45度にしても頸静脈の怒張が認められる場合、中心静脈圧が上昇していることが考えられ、右心不全が疑われます。
なお、仰臥位の状態で怒張を認めない場合には、循環血液量の減少を疑います。 - 2. 中心静脈圧には尿量や体重の変化は関係しない。
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不正解
中心静脈圧の低下は、脱水の可能性が考えられます。そのため、尿量・体重の変化も併せて観察することは、中心静脈圧を推定する重要な手がかりになります。よって、この選択肢は誤りです。
- 3. 中心静脈圧は左心房内圧の上昇を反映している。
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不正解
中心静脈圧とは、左心房内圧ではなく、右心内圧・右心房内圧の上昇を反映しています。 よって、この選択肢は誤りです。右心不全になると、右心系内に血液のうっ滞が起こります。その結果、全身から戻ってきた血液は右心系へ流入しづらくなり、右心系の手前で血液が溜まります。右心房と頸静脈の間には弁はないため、右心不全の場合、頸静脈の怒張が観察されます。
- 4. 中心静脈圧の推定は外頸静脈の観察が最も適している。
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不正解
中心静脈圧は、外頸静脈ではなく、内頸静脈を用いて推定を行います。よって、この選択肢は誤りです。頸静脈は、外頸静脈と内頸静脈とで観察が可能ですが、私たちが普段臨床で観察しているのは、内頸静脈です。外頸静脈は静脈弁が存在するため、右房圧が外頸静脈所見に反映されづらいといわれています。
引用参考文献など
1)山内豊明.身体機能別のアセスメント 頸静脈により中心静脈圧を推定する.フィジカルアセスメントガイドブック 目と手と耳でここまでわかる.医学書院,2011,112-113.
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