2020/05/02 のクイズ
- 1. OAGは、高齢者の口腔ケアのアセスメントのために考えられたツールである。
- 2. OAGは、口腔炎と嚥下障害の5段階スケールと疼痛の10段階スケールで評価する。
- 3. OAGでは、評価の合計点が8点であれば、口腔は正常で機能障害がない状態である。
- 4. OAGは、患者さんとの会話の中ですべて評価できる。
挑戦者7007人 正解率30%
- 1. OAGは、高齢者の口腔ケアのアセスメントのために考えられたツールである。
-
不正解
OAGはEilersらによって、がん化学療法中の患者さんの口腔内の状態を評価するために開発されました。よって、この選択肢は不正解です。特に白血病で高容量の化学療法を受けている患者さんの口腔内出血や口内炎など、口腔粘膜の評価、および嚥下や発声の機能評価に優れています。
- 2. OAGは、口腔炎と嚥下障害の5段階スケールと疼痛の10段階スケールで評価する。
-
不正解
OAGは、声、嚥下、口唇、舌、唾液、粘膜、歯肉、歯と義歯の8項目で口腔機能を包括的に評価するツールです。よって、この選択肢は不正解です。
口腔炎と嚥下障害を5段階で評価するツールは有害事象共通用語規準(CTCAE)で、疼痛の評価は含みません。
CTCAEを使用する場合は、疼痛の10段階スケールも合わせると、口腔ケアのアセスメントツールとして臨床活用できます。 - 3. OAGでは、評価の合計点が8点であれば、口腔は正常で機能障害がない状態である。
-
正解
OAGは、声、嚥下、口唇、舌、唾液、粘膜、歯肉、歯と義歯の8項目の評価を1~3点でスコア化します。正常で機能障害がない状態は8点です。よって、この選択肢が正解です。
なお、スコアの点数によってその患者さんの口腔内の状態がプロトコールに分類され、そのプロトコールに沿ったアセスメント回数、ケア回数とケア方法を実施します。
8点:正常(今後変化が起こる危険性はある)→プロトコール1
9~12点:軽度の機能障害→プロトコール2
13点以上:中度~重度の機能障害あり→プロトコール3 - 4. OAGは、患者さんとの会話の中ですべて評価できる。
-
不正解
OAGは、問診(会話)、視診、触診などによりアセスメントします。患者さんとの会話のみではすべてを評価することはできません。よって、この選択肢は不正解です。しかし、OAGは簡便で客観的評価が可能なため、臨床で使いやすいと言われています。
引用参考文献など
1)Linda H. Eaton,et al.鈴木志津枝ほか監訳.Vol.1 第13章 粘膜炎.がん看護PEPリソース,2013,198-201.
2)口腔アセスメントガイド(OAG).ティーアンドケー株式会社.(2020年3月閲覧)
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