2020/02/27 のクイズ
◆フィジカルアセスメントの問題◆瞳孔のアセスメントで、間違っているものはどれでしょうか?
- 1. 脳が正常であっても、瞳孔不同がある場合がある。
- 2. 瞳孔を観察する際は、目尻から光を照らし、瞳孔を観察した。
- 3. 病側共同偏視があったため、橋出血の障害を疑った。
- 4. その患者さんの基準とする瞳孔径の大きさは光を照らす前のものとする。
挑戦者6285人 正解率37%
正解は3です。瞳孔径の大きさは、新生児では小さく、20歳代に最も大きくなり、加齢とともに再び小さくなっていきます。老年期では、縮瞳を示すことが多く、老人性縮瞳と呼ばれています。瞳孔径の大きさは日内変動があり、朝は大きく深夜に小さくなります。また、女性の方が大きく、近視でも大きくなります。
- 1. 脳が正常であっても、瞳孔不同がある場合がある。
-
不正解
脳が正常な場合でも瞳孔不同が見られる場合があります。よって、この選択肢の内容は正しいです。左右の瞳孔の大きさの差が0.4mm以上ある場合は瞳孔不同を疑います。正常な場合でも約20%に生理的瞳孔不同がみられます。その際の左右差は1mm以下とされています。
- 2. 瞳孔を観察する際は、目尻から光を照らし、瞳孔を観察した。
-
不正解
瞳孔の観察時は、光は目尻から当てることが推奨されています。よって、この選択肢の内容は正しいです。眉間側から光を当てた場合、観察する側ではない方の目の視野にも光が入ってしまい、正確な対光反射が確認できなくなってしまうことがあるためです。また、瞳孔不同がある場合は、散瞳や縮瞳を見分けるために暗所と明所とで行います。
- 3. 病側共同偏視があったため、橋出血の障害を疑った。
-
正解
橋出血では眼が動かなくなる正中位固定と縮瞳が見られます。よって、この選択肢の内容は誤りです。
共同偏視は、被殻出血と小脳出血で出現します。被殻出血では病側、小脳出血では健側へと偏視が出現します。 - 4. その患者さんの基準とする瞳孔径の大きさは光を照らす前のものとする。
-
不正解
光を照らした後の瞳孔は対光反射による反応であるため、患者さんの基準となる瞳孔径は光を照らす前の方が好ましいです。
引用参考文献など
1)今日の診療プレミアムVol.16 ハイブリッドDVD-ROM版.医学書院,2007.
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